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Native InstrumentsのKOMPLETE 8 ULTIMATEには合計50種類、容量にして240GBもの音源やエフェクトがバンドルされています。「これだけ大容量だとインストール大変そうだなぁ…」なんて思われている方もいらっしゃると思いますが、KOMPLETE 8 ULTIMATEには外付けハードディスクが付属しており、通常8時間以上かかるインストール時間が環境次第では1時間ほどで完了することができます。ハードディスクの恩恵って結構大きいんですねぇ～。
バンドルされている製品にはNIの顔とも言えるソフトサンプラー「KONTAKT 5」や、ギターやベースのアンプシミュレーター以外にもビンテージコンプレッサーをシミュレートしたエフェクトを搭載している「GUITAR RIG 5 PRO」、無限の可能性を秘めているモジュラー式サウンドスタジオ「REAKTOR 5.6」等を中心に、音楽製作に必要なものが一通りバンドルされています。
NIの主要音源が一通りバンドルされているKOMPLETE 8 ULTIMATEですが、なによりプリセットの数がハンパではなく、その数10,000を超えます。「そんなにプリセットがあったら、死ぬまで聴ききれなくね…？」と思われる方もいらっしゃると思いますが、膨大なプリセットを同社「MASCHINE」で管理する事が可能です。MASCHINEソフトウェアがバージョン1.7になったことで、KOMPLETE 8 ULTIMATEのプリセットから楽器別でしたり音色の雰囲気などからプリセットを探し出す事ができます。この両者が揃えば「あの音色見つからないなぁ～」なんてことはありません。
また、膨大なプリセット数を誇るKOMPLETE 8 ULTIMATEですが、プリセット数だけが魅力ではありません。KOMPLETE 8 ULTIMATEの音源やエフェクターはキャラクターが豊富で、また高い完成度が魅力的です。
NI定番のソフトシンセMASSIVE、ABSYNTH 5、FM8はもちろんのこと、刺激的ながらも繊細にサンプリングされたストリングス音源「SESSION STRINGS PRO 」や、アビーロードで各年代の楽器や音響機材で収録された「ABBEY ROADシリーズ」、ベースの鳴りや奏法を徹底的にシミュレートした「SCARBEE BASS シリーズ」など、ひとつひとつの音源の完成度が非常に高く、どんな音楽ジャンルでもKOMPLETE 8 ULTIMATEは良い仕事をしてくれると思います。
KOMPLETE 8 ULTIMATEの音源の中で、個人的にオススメなのが「SESSION STRINGS PRO 」。アニメーター機能を使う事により、鍵盤を押さえただけでリアルな演奏を再現する事も可能で、何よりキレのある音色は聴いていて気持ちいいですね。また、ソフトシンセでは「MASSIVE」や「RAZOR」がオススメで、分厚くエグいシンセベースを曲の中に入れるのであればこの両者どちらかを使う事がほとんどです。
他にも利用している音源は色々とありますが、とてもここでは書ききれず…。「名は体を表す」と昔の人は言っていましたが、膨大な音源やエフェクトを持つKOMPLETE 8 ULTIMATEは、まさに「究極のコンプリート」という名に相応しいバンドルなんでしょうね。
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記事内に掲載されている価格は 2011年11月1日 時点での価格となります。
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