あなたの楽曲制作にヒントをもたらす数々のノウハウ記事に加え、膨大な動画コンテンツは制作トレンド&Tipsの集大成!
Avidの楽譜作成ソフトウェアSibeliusが、新機能を発表しました!
Sibeliusは一流の作曲家、編曲家、出版社の要望に応えることのできる、洗練された機能を搭載しながら、初心者や学生でも使いやすいソフトウェアです。作曲・編曲・レイアウト・印刷・出力といった、楽譜制作のすべてをこのソフトで作り上げることができます。
常に新機能や改良を加え、より良いものを提供するSibeliusの新機能をご紹介します。
●Sibeliusにコード・オートコンプリートが導入
SibeliusにAIを活用したデータドリブン・ワークフローが導入されました。これは、スコア上の情報に基づいてコード記号を入力できる、優れた方法です。まるで指先で音楽講師とやりとりをしているようなものです。
Sibeliusのアップデートは、サブスクリプションまたはソフトウェアアップデート+サポートプランをお持ちの永続版ライセンス・ユーザーがご利用いただけます。Avidマスター・アカウントまたはAvid Linkからダウンロードできます。
注: 現在、以下の新機能は、デスクトップ版の Sibelius Artist および Sibelius Ultimate でのみ利用可能です。iOS App Storeにはアップデートがありますが、これにはSibeliusのいくつかの改善のみが含まれており、新しいAIワークフローは含まれていません。
●クリエーター参加型のAI活用
SibeliusのAIモデルは、認可された学術ソースからのパブリック・ドメイン・スコアの注釈について特別に訓練されています。また、Sibeliusの既存のユーザー・エクスペリエンスを変更せず、今までとすべて同様でありながら、完全に制御できます。
Sibeliusでコードを入力するのはこれまでも簡単でした。Ctrl + K (Win) または Cmd + K (Mac)のキーボード・ショートカットを使用して、任意のコード名を入力するだけです。また、必要に応じて変更や臨時記号のスタイルをSibeliusが設定します。スペースキーを押すと次の音符に進み、Tabキーを押すと次の小節に進みます。
今回のアップデートでは、コード名を入力すると、スコア上で可能な限り最適なものが表示されます。また、既存のキーボード・ショートカットを引き続き使用できるため、指が覚えているワークフローはそのままです。
携帯電話でテキスト・メッセージを書いているときに表示される予測変換や、電子メールで書いている途中の文章を自動的に最後まで仕上げたり、日常生活においてAIによるオートコンプリート機能にすでに精通しているでしょう。これらは、多くの場合、「人間参加型のAI活用(Human-in-the-loop)」ワークフローと呼ばれます。ただし、Sibelius の新しいワークフローは、現在のコンテキストで最も一般的な完成形を提案するだけでなく、複数の妥当な完成形を提案します。これにより、コントロールしながらすべての芸術的決定を行うことができます。そのため、私たちはこれを「クリエーター参加型のAI活用(Creator-in-the-loop)」と呼んでいます。
Sibeliusは、コード記号を入力する上下のすべての譜表を確認し、ピッチのないパーカッション譜表、非表示の音符、および符頭を無視します。上の例では、提案されたコード記号の上に円が表示され、信頼性が高い順にコード名を順番に表示しています。コード記号を入力または編集するときにCtrl + K (Win) またはCmd + K (Mac) のキーボード・ショートカットを使用すると、提案されるコード名が循環します。
それぞれのコード記号の下に、信頼値も表示されていますが(例:78%)、その代わりに定性的信頼値を表示するオプション(高、中、低)もあります。
関連記事
Avidが楽譜作成ソフトウェアSibeliusの対象製品が約20%OFFとなる永続版アップグレードキャンペーンをスタート!
記事内に掲載されている価格は 2023年7月26日 時点での価格となります。
最新記事ピックアップ