フランスに拠点を置くJoué社より、着せ替え可能な新感覚のモジュラー型MIDIコントローラーとモジュール5枚がセットになった「Pack Joué Essential(パック・ジョウエ・エッセンシャル)」を発売されました。さっそく渋谷店に実物が届いたのでその実力をチェック!
Joueは3Dタッチ(MPE)対応のモジュラー式MIDIコントローラーです。専用のセンサーチップが搭載されたゴムパッドのモジュールを本体であるJoué Boardの3つのスロットに乗せると、自動的に専用のEDITソフトである「Joue editor」にモジュールの情報が表示されます。モジュールを乗せたり外したりした際の切り替えもロード時間もないため非常にスムーズ。モジュールを変えながらの演奏・ダブミックスも可能です。
キーボード、ギター弦、パッド、3Dコントロールオブジェクトなどモジュールは多種多様。モジュールの各セクションは個別にMIDIのCH情報が詳細に設定できるようになっており、その情報はJoueの筐体に保存されています。なので別のPCで立ち上げた場合でも、新たにMIDI CH情報を作る必要はありません。
バスパワー駆動で、接続は筐体本体側がUSB Type-Cですが、PC側はUSB Type-A接続でもOK(もちろんUSB Type-C ⇄ USB Type-Cも可)。筐体に内蔵された磁石により、鉄製平面にくっつかせることができるので、譜面台にくっつけたりなんてのもできます。また、こういうタイプのMIDIコントローラーによくある個別にシリアルの登録が必須というものがないので、購入後「Joue editor」をインストールするだけですぐに使用することができます。
Ableton Live・BITWIG STUDIOにはすでにJoueのプリセットが登録されており、本国サイトでは専用のDEMO SESSIONSが公開されています。なぜこの2社なのかというと、Live SuiteとBITWIGがMPE(MIDI Polyphonic ExpressionというMIDIの拡張規格)に対応しているからなんです。Joueの売りの一つでもある3Dコントロールを可能にするには、現時点でこの2つのDAWがベストマッチということですね。
Pack Joué Essentialには、Joué Board(本体)に加え、以下の5つのモジュールが含まれます。
パッケージにはBitwig 8-Trackシリアルカード・Arturia Analog Lab Liteが同梱されており、DAWや音源を持っていなくてもすぐに使えるようになっています。新感覚のMIDIコントローラーJoué、渋谷店で展示中ですので是非ともその手にとってお試しください!
記事内に掲載されている価格は 2018年10月24日 時点での価格となります。
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