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話題の新製品が多数展示された「KORG新製品発表会2024」が開催されました!
今年1月のNAMM 2024でも発表された製品も数多く出展され、KORGだけでなく日本輸入代理店としてARTURIAやVOXといったブランドの製品も展示!
多彩なラインナップが揃ったその模様をご紹介します。
デモンストレーション演奏には氏家克典氏やミッキー吉野氏も出演!
当日は新製品のプレゼンテーション演奏として、Roc oNでもセミナーでお馴染みな、氏家克典氏によるARTURIA AstroLabの演奏や、さらにはミッキー吉野氏も出演して新製品Grandstage Xを使用してのデモ演奏も。トリオ編成によるアレンジでゴダイゴの名曲「ビューティフルネーム」や「銀河鉄道999」を披露されました。
KORG
●Grandstage X
コルグが誇る最高峰のピアノ音源を搭載したキーボードとして人気を博したGrandstageがさらに進化した「Grandstage X」が展示!実際に演奏させてもらいましたが鍵盤の弾き心地の良さと、高級感あふれる音色がとても印象的でした。
Grandstageから新たに進化した点は、下記になります。
・Nutube搭載(エレピなどに使用することで真空管ギターアンプのような温かみのある歪みを実現)
・ユニゾン機能(シンセやFM音源エレピなどで、音の厚みを出すなどで効果的)
・「リズム&コード進行機能(指定したコードに合わせてベースとドラムが自動演奏。ソロ演奏をサポートする形で、幅広いジャンルのトリオ演奏が楽しめます)
最高品質のピアノサウンドだけでなく、エレピサウンドや、CX-3など個性豊かな3つのオルガンサウンドも搭載。自宅での練習やスタジオのレコーディングに、さらにはステージ用キーボードとして様々なシーンで人気を博すであろう一台です。
発売予定:2024年7月
希望小売価格:未定
●PS-3300(参考出品)
伝説の超希少シンセサイザーで、3系統ポリフォニック・アナログシンセサイザーPS-3300が参考出品されていました。KORGの伝説的エンジニアである三枝文夫氏がデザインし、1977年から1981年まで限定生産された(わずか50台のみの製造で、現存するものはほとんど残っていないとのこと)待望の復刻版です(参考までに当時の価格は本体が120万、鍵盤が20万でした)
KORGのPSシリーズというとPS-3100がYMOに使われたことでも有名ですが(「コンピューターゲーム」の電子音のSEや「ライディーン」の馬のひずめの音など)その上位機種がPS-3300となります。
音は当時のものを再現していますが、変更されている点は下記です。
・音色メモリーが可能に(16音色×16バンク)
・同時発音数の増加(48音から1音増えて、49音ポリフォニック仕様に)
・MIDIやUSB端子なども搭載
・本体の奥行きが狭くなっている(基板の効率化により実現)
ARP 2600FSの時も感じましたが、KORGが復刻する製品にはそのサウンドや外観に時代を超えてシンセサイザーファンをくすぐる大きな魅力を感じます。
発売時期や価格は未定とのことですが、追加情報がとても気になる製品でした。
●microKORG MBK/MWH
ロングセラーを誇った大人気シンセ「microKORG」がアップデートして、その発売記念による特別仕様の限定カラーモデルMBK(メタリック・ブラック)とMWH(メタリック・ホワイト)の2カラーモデルも展示。
コントロール・パネル中央のカラーディスプレイのエディット画面による視認性の向上が目をひきます。他にもバンク・セレクトの追加(クラシック、モダン、フューチャーなど)、ボーカル・プロセッサーやエフェクト、ループ・レコーダーの追加など、コンパクトながら多彩な機能が進化しています。
発売予定:2024年7月
希望小売価格:未定
ARTURIA
●AstroLab
ARTURIA音源をステージで手軽に使用できるキーボードAstroLabも展示!V CollectionとPigmentsからの33の楽器にアクセスでき、ライブ・パフォーマンス用に特別に設計された1000以上のプリセットを搭載しています。61鍵セミウェイテッド鍵盤は、ライブ用に作られたというだけあって、高級感があっとても弾き心地の良いタッチでした。
音色を探すのもナビゲーションホイールとメインスクリーンで簡単にブラウズして音色が選べます。そしてスマホからWi-Fi経由でワイヤレスコントロールできたりと現代的で使いやすい仕様になっているのも大きな特徴です。Arturiaソフトウェアを経由して最大10,000ものサウンドが使えます。
氏家氏のデモ演奏でも紹介されていましたが、AstroLabには数々の名盤でアーティストが生み出したキーボードやシンセサイザーの音色が200以上のプリセットとして用意されています!
ここにはビートルズからクラフトワークやヴァンゲリス、TOTOやマイケル・ジャクソン(最近のアーティストではザ・ウィークエンドやダフトパンク、ブルーノ・マーズなども)など、名だたるアーティストの名曲で耳にしたことがある音色のキーボードサウンドが搭載されています。
これらの音色は他のソフトウェア音源でも似たニュアンスのプリセット音色はよくありますが、プリセットに頼らず自分で作り出す喜びもありますが、一度にこれだけ揃うことの利便性や機材や音色の研究(音色設定やエフェクトの使い方まで)、そして何よりシンセサイザー本来の「多彩な音色が楽しめる」という魅力を体感することができて、これもAstroLabの大きな特徴かと感じました。
★氏家氏による、AstroLab紹介動画はこちら
★Rock oNにて発売中!
●PolyBrute 12
アナログ6ボイスポリフォニックのPolyBruteがさらに進化し、12ボイス・ポリフォニック・アナログ・シンセサイザーとなったPolyBrute 12も展示。2アナログ・オシレーターに3エンベロープ・ジェネレータ、サウンドモーフィング機能を搭載し、12×32モジュレーション・マトリクスや64ステップ・ポリフォニックシーケンサー搭載するなど、即時性と直感的な操作で、アナログ・シンセサイザーならではの独創性に溢れたダイナミックなサウンドが生み出せる製品でした。
ベロシティ感度をもつFull Touch MPEポリフォニック・アフタータッチ対応キーボードは、それぞれの音に独立したモジュレーションをかけることができます。Morphée Touch 3Dコントローラーとリボンコントローラーで大胆かつ多彩に音色が変わっていくのも印象的でした。
発売予定:2024年6月
希望小売価格:未定
VOX
●VALVENERGY
「人気のアンプ・サウンドをペダルで!」と銘打って、真空管アンプのレスポンスと高調波歪みが得られることで人気のエフェクト・ペダルVALVENERGYシリーズに、新たに4機種が追加!どれもギタリストなら一度はそのサウンドを試してみたくなる、ポイントを押さえたペダルばかりです。
「SMOOTH IMPACT」は、初のペダル形式の真空管コンプレッサーで3種類の切り替えができるのがポイント。VTG (ヴィンテージ) モードは、アタックを強調し、サステインの長いクラシックなサウンドを生み出すモード。NAT (ナチュラル) モードは、その名の通り、「明らかにコンプレッサーペダルを使っている」という感覚を避けた自然な踏み心地を実現。 SAGモードはビンテージ真空管アンプを大音量で再生したときに発生するサグ (SAG) を再現しています。
「FUEL INJECTOR」は真空管特有のレスポンスと豊かな倍音、オーガニックな歪みが特徴のOver Driveです。アンプメーカーであるVOXが考えるオーバードライブ・ペダルとして、エフェクターらしい歪みではなく、アンプらしい歪みが特徴のエフェクター。
「POWER BURST」は、1ノブ3モードのシンプルな構成のブースターです。ナチュラルながらもBoostツマミを回していくことによって、「真空管らしい」コンプ感やサチュレーション感が出てきます。これはギターソロなどで存在感あるリードをキメたいときに重宝しそうです。
「TONE SCULPTOR」はNutubeをプリアンプ部に搭載し、音楽的な歪みを加えるグラフィックイコライザー。プリアンプセクションにはNutubeが搭載されており、レベルを上げると独特の真空管倍音とコンプレッションが加わります。周波数帯域を選択し、直感的にトーンを形成できるように設計されています。
発売予定:2024年8月
希望小売価格:未定
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記事内に掲載されている価格は 2024年5月20日 時点での価格となります。
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