2021年10月に発売され大好評となった東京スコアリング・ストリングスに引き続き、
東京スコアリング・ドラム・キットが発売されました!
東京スコアリング・ドラム・キット は 東京スコアリング・ストリングスと同様に SOUND CITY スタジオでレコーディングされ、その圧倒的で日本的なSOUND CITY のルームサウンドが見事にキャプチャーされています。相澤 光紀 氏を中心に設計され、ドラマー髭白 健 氏とのコラボレーションにより制作されたドラム音源で、5種類のドラムキットとドラムアンサンブルを収録。アニメ、ジャズ・フュージョン、シネマティックサウンドまで、幅広く対応することが可能です。
錚々たる開発チーム
東京スコアリング・ドラム・キットに収録されているドラムキット
ロック/ポップス/メタルなど、さまざまな音楽スタイルに最適な5種類のドラムキットと、3つのドラムアンサンブルが収録されています。各キットは最大10種類のダイナミクス/ラウンドロビンで綿密にレコーディングされ、これらのキットのコンポーネントを組み合わせて理想のサウンドを作ることができます。5つのキットはそれぞれ、網羅的なマルチマイクのセットアップで、すべてドラマー視点で録⾳されました。パンニングを必要としない、⾃然なキットサウンドが再現されています。
また、ドラムキットは最大3種類のスポット・マイク(キックリア/フロント/追加マイク、スネアトップ1/トップ2/ボトム)、オーバーヘッド、3種類のアンビエントなど豊富なマイク・ポジションを用意。発音される直前のプリロール、スティックが打面に当たる前に発生する空気を切る音、キックのビーターの音など、人間が奏でる時に発生する僅かな「雑音」までもサンプルに含まれており、自然な演奏を実現しています。
用途に合わせて選べる、3つのミキサー‧タイプ
3つのミキサー‧タイプが容易され、ユーザーの用途に合わせた使い分けが可能になっています。
東京スコアリング・ドラム・キットを徹底試聴!
・DW Allround Kit – ■Full Mix ■Board Mix ■Aizawa Mix
・TSDK-DW Jazz Kit – ■Full Mix ■Board Mix ■Aizawa Mix
・Riddim Custom Kit – ■Full Mix ■Board Mix ■Aizawa Mix
・SL Vintage Kit – ■Full Mix ■Board Mix ■Aizawa Mix
・SNR Natural Kit – ■Full Mix ■Board Mix ■Aizawa Mix
・ミキサー‧タイプ – ■Console-Full Mix ■Console-Board Mix ■Console-Aizawa Mix
・キット‧アンサンブル – ■Full Mix ■Board Mix ■Aizawa Mix
・東京スコアリングシリーズのマッチング検証!
– 東京スコアリング・ドラム・キット と 東京スコアリング・ストリングス の共演
DW Allround Kit 試聴
TSDK-DW Jazz Kit 試聴
Riddim Custom Kit 試聴
SL Vintage Kit 試聴
SNR Natural Kit 試聴
ミキサー‧タイプ:Console-Full Mix 試聴
Full Mixのマイクチャンネル
Full Mixはオリジナル‧セッションで使⽤されたすべてのマイク‧チャンネルにアクセスでき、キックにマイク3本、スネアにマイク3本を使用しての音作りが特徴です。RAMやCPUを多く使用しますが、サンプルは他のパッチより処理が少なく、トーンシェイピングをフルに⾏いたい⼈にお勧めです。
ミキサー‧タイプ:Console-Board Mix 試聴
Board Mixのマイクチャンネル
フル‧ステレオに仕⽴てたマイク‧ミックスをベースとし、よりニュートラルで軽量なスタート地点から作業開始できます。ミキシングの⾃由度を⾼めるためシンバル類に専⽤のチャンネルが与えられ、アンビエンスマイクが無いのが特徴です。オーバーヘッドやアンビエンスを使用せずに、シンバル各パーツを単体でクリアーに聞かせたい方にお勧めのミキサー・タイプです。
ミキサー‧タイプ:Console-Aizawa Mix 試聴
Aizawa Mixのマイクチャンネル
エンジニアの相澤光紀 ⽒がレコーディング時にスタジオで作成したもので、同氏の得意とするアウトボード‧ミキシング&プロセッシング‧チェーンが使⽤されたパッチです。外部リバーブは⼀切使⽤していませんが、⾳にはドラムをパワフルに響かせるための「プロの技」が施されています。即戦力のサウンドは幅広い⽤途で、抜けが良くパワフルなドラムを使用したいシーンにお勧めのミキサー・タイプです。
キット‧アンサンブル 試聴
キット‧アンサンブルは、坂本暁良 氏、渡邊シン ⽒を加えた強⼒なトリオのキットで、左から右へキット3、キット2 (髭⽩⽒) 、キット1となります。髭⽩⽒によりますと、ドラムキットを一列に並べてクリックを聞きながら同時に叩いて収録したそうで、楽曲の中で壮大さを演出する強力なアンサンブルです。
Ensemble Full Mix プリセット試聴
ドライなサウンドでは「3つのドラムキットが演奏されている」のがよく分かります。ダイナミクス系エフェクトで加工されたプリセットではそれらが1つにまとまり、とても強力なサウンドを演出しています。
Ensemble Full Mixのマイクチャンネル
Full Mixでは、同時に演奏された3つのドラムキットごとに、キック、スネアボトム、スネアトップ、オーバーヘッドマイクを調整できます。上のキット‧アンサンブル収録風景の写真を見ると、左から右へキット3(LUDWIG)、キット2 (髭⽩⽒:SONOR) 、キット1(YAMAHA)ですので、Full Mixミキサーで Kick 1、Snare 1 Btm、Snare 1 Top、Overhead 1だけをONにすれば、YAMAHAドラムだけが使えてしまいます。また、同様にキット3だけONにすればLUDWIGだけが使えます。このように Ensemble Full Mixでは、通常では呼び出せないドラムキットのサンプルを裏技的に使用することが可能です。
Ensemble Board Mix プリセット試聴
まとまり感と同時に奥行きもあり、パワフルで立体的なサウンドです。幅広い曲調にハマる、バランスの良いアンサンブルに仕上がっています。
Ensemble Board Mixのマイクチャンネル
Ensemble Aizawa Mix プリセット試聴
3つのキットが同時に強調された、とても個性的なサウンドです。スネアのピッチが和音として感じられるのが特徴的で、ダイナミックなドラムを求められるシーンで大活躍してくれます。
Ensemble Aizawa Mixのマイクチャンネル
東京スコアリング・ドラム・キット と 東京スコアリング・ストリングス の共演!
東京スコアリング・ドラム・キット はBoard Mix “TSDK INIT Board Mix SNR Natural”を使用し、東京スコアリング・ストリングス は Board Mix を使用してデモを作りました。
両製品共にエフェクト処理は行わず、Board Mixを選んで鳴らしただけの状態です。東京スコアリングシリーズに共通するプロデュース・コンセプト、サウンドエンジニアリング、SOUND CITYのルームサウンドが、ミックスの親和性を高めてくれるのがよく分かります。東京スコアリングシリーズの続編に、さらに期待してしまいます。
髭白氏をお招きしたライブ配信アーカイブもご参考に!
記事内に掲載されている価格は 2023年1月31日 時点での価格となります。
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