製品レビュー、試聴からサポート情報、キャンペーンまで製品別にフォーカス。活用のヒントがここに集結。
APIが5つの新製品、T12、T25、SR22、SR24、527Aを発売しました。
マイクプリアンプ、EQ、コンプレッサーといったハードウェア製品に、トランスやオペアンプなどの信頼と実績のあるAPIの技術が盛り込まれています。
*527Aのリリースに伴い、527は生産完了となります。主な変更点はIN/OUTスイッチの変更(Truebypassモードが追加)となります。
*SRシリーズのリリースに伴い、JDK Audioラインの製品は全て生産完了となります。
これらの発売を記念し、イントロキャンペーンとして他のapi社製品とともに最大15%OFFとなる特別価格販売がスタートしました。
キャンペーン期間は12/31まで!この機会をぜひお見逃しなく。
対象製品一覧はこちら新製品紹介
●T12
ステレオ/2chマイクプリアンプ
T12は、定番のAP2516トランスを入力段に、api独自のカスタム・トランスを出力段に採用した、クラシックな2チャンネル・オールチューブ・クラスAのマイク・プリアンプです。
12AT7WCと12BH7のデュアルトライオード真空管を搭載したT12はユーザーにユニークな音色の選択肢を提供します。真空管らしいパフォーマンスとサウンドを実現するために緻密に設計されたT12は、apiらしいウォームで、パンチがある真空管サウンドというチャレンジングなプロダクトです。
特徴
・クラスAマイクプリアンプ
・独自のAP2516入力トランス
・オーディオ回路に12AT7WCと12BH7の2つの三極真空管を採用
・カスタムAPI出力トランス
・可変式マイク入力インピーダンス
・48ボルトのファンタム電源を切り替え可能
・ハイインピーダンス、アンバランスの1/4インチ楽器入力
・MIC/HI-Z入力スイッチ
・-20dB入力パッド
・11段階のプリアンプゲインコントロール
・3つの固定周波数を持つローカットフィルター
・0.5dBステップの11段階ディテント式出力トリム
・正確なリコールとチャンネルマッチングのためのディテントコントロール
・LEDピークインジケーター
・アナログVUメーター
・XLRおよび1/4インチTRS出力端子
●T25
ステレオ/2ch コンプレッサー/リミッター
T25は、クラシックな2チャンネルのFETフィードバック・スタイルのコンプレッサー/リミッターです。APIのカスタム・トランスとクラスA真空管を備えた出力段が特徴です。
12AT7WCと12BH7のデュアルトライオード真空管を搭載したT25は、apiコンプレッサープロダクトの新たな方向性を示しています。T25は、デュアルモノまたはステレオモードで使用出来、パワフルで柔軟なクラシックな真空管のパフォーマンスを実現するために慎重に設計されています。
特徴
・オーディオ回路に「12AT7WC」「12BH7」を採用
・独自開発のカスタムAPI出力トランス
・11段階のアタックタイムスイッチ
・11段階のリリースタイム・スイッチ
・4つの固定レシオ
・31ステップの入力及びスレッショルドコントロール
・31ステップの出力及びメイクアップ・ゲイン・コントロール
・正確なリコールのためのディテント(クリック式)コントロール
・D-S(De-ess機能)
・ステレオリンクスイッチ
・10セグメントのLEDゲインリダクションメーター
・LEDピークインジケーター
・VU出力メーター
・IN/OUTスイッチ
・ハードワイヤード・リレー・バイパス
・XLRと1/4インチTRSの入出力端子を装備
●SR22
ステレオ/2ch コンプレッサー
SR22 デュアルチャンネル・コンプレッサーは、数々の賞を受賞したAPIの特許取得済みコンプレッサー回路を2チャンネル分、ラックマウント・ユニットに搭載しています。この同じコンプレッサー回路は、伝説的なライブ卓、ATI Paragon用に設計されたものです。
各チャンネルには、THRUST回路が搭載されています。SR22はデュアルチャンネルイコライザーであるSR24と相性は抜群です。出力やゲインリダクションをモニターするアナログVUメーターも備えています。また、2つのチャンネルをリンクしてステレオ・コンプレッサーとして使用することもできます(トゥルーRMSパワーサミング)
特徴
・可変式スレッショルド、レシオ、メイクアップ・ゲイン・コントロール
・アナログVUメーター
・出力レベルとゲインリダクションのメーター表示を切り替え可能
・ピーク・スレッショルドLED表示
・ハード/ソフトニーコンプレッションの切り替えが可能
・トゥルーRMSパワーサミングによるステレオリンク機能
・XLRと1/4インチのフルバランス入出力を装備
●SR24
ステレオ/2ch 4バンド EQ
SR24は2チャンネル4バンドのイコライザーです。周波数とブースト/カットには連続可変式のコントロールを採用しているため、選択したオーディオ素材に非常に正確なイコライジングを施すことができます。
SR24の回路設計は、apiの歴史に深いつながりを持っています。1970年代後半~1980年代前半にかけて、APSI社というオーディオメーカーがコンソールやイコライザーを製造していました。その中の一つ、562モジュールは4バンドのフルパラメトリックイコライザーで、APSI社が設計し、API社を通じて販売されていました。
過去数十年にわたり、このEQモジュールは多くのスタジオエンジニアに愛用されてきましたが、次第に入手が困難になってきました。SR24は、オリジナルの562を忠実に再現し、2チャンネルのクラシックなアナログEQを2Uラックマウント・ユニットに収めました。
特徴
・「562EQ」を模した4バンドのイコライザーを搭載
・各バンドの周波数とゲインを個別のノブで連続的に調整可能
・バンドごとに12dBのブースト/カットが可能
・4バンドすべてがピーク/ディップのパラメトリック構成
・カスタムトランスによるバランス出力
・1/4インチとXLRのフルバランス入力と出力
・膨大なヘッドルーム +24 dB クリップレベル
●527A
ディスクリート コンプレッサー/リミッター(500シリーズ)
527Aは、API伝統のVCA方式を採用したAPI ランチボックス及び、500VPR用のコンプレッサーモジュールです。コンプレッション方式としてAPI 525やフェアチャイルドなどに見られるクラッシックなフィードバックタイプ(OLD)と、ポピュラーなフィードフォワードタイプ(NEW)を選択することが出来ます。またAPIが特許を持つTHRUST回路を搭載しました。
THRUST回路とは、RMSディテクターの前にハイパスフィルタを入れることにより、低音域にパンチ感と力強さをプラスする回路です。
527は、独特なリンク機能があります。このリンク機能には、マスター/スレーブといった考えがなく、各モジュールのインターナルDCコントロール信号がサミングされ、VCAをコントロールするユニークなシステムです。これにより、6枚のモジュールをリンクさせて5.1chサラウンドソースに対応したマスターコンプといった使用も可能です。
他500シリーズモジュールと同様、オリジナルオペアンプAPI 2510と2520を採用しており、抜群の信頼性とロングライフ、安定した動作をお約束いたします。
特徴
・API 2510、2520オリジナルオペアンプ搭載
・スレッショルドコントロール(-20-+10)
・レシオ、アタック、リリースパラメーターの装備
・出力レベルコントロール(-∞-+10dB)
・10セグメントVU/ゲインリダクションメーター、セレクタースイッチ
・オーバーロードLED
・複数台リンク可能なリンク機能
・NEW/OLDゲインリダクションタイプの選択可能
・ハード/ソフトコンプレッションカーブ切り替えスイッチ
・THRUST機能搭載
・IN/OUTスイッチ
記事内に掲載されている価格は 2021年10月28日 時点での価格となります。
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