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IK Multimediaが、ギタリスト/ベーシストのために特化したインターフェイスAXE I/Oシリーズ第3弾として、よりコンパクトになったAXE I/O ONEを5月17日に発売します。
「ギタリストのために」というコンセプトのもとに開発されたオーディオインターフェイス、AXE I/Oの機能をコンパクトに凝縮したのがこのAXE I/O ONEで、ギター/ベースのレコーディングに必要な仕様を考え抜いてつくられた、1in/3out、24bit/192 kHz対応のUSB-Cオーディオインターフェイスです。
コントロールノブが上面に配置されたデスクトップタイプなので、ギターを弾きながらの操作も容易です。
この機能と価格帯であるなら、すでにオーディオインターフェイスをお持ちの方も、ギター/ベース録音用に導入してみてはいかがでしょうか。
AXE I/O ONE
2019年にリリースされたAXE I/O(2イン/5アウト)は、初めて「ギタリストを納得させるオーディオインターフェイス」といってもいいモデルで、2002年に時代の先駆者としてギターアンプ&エフェクトのモデリングソフトウェアをリリースして以来研究し続けてきたIK Multimediaの長い歴史とノウハウの結晶であるZ-TONE®回路を搭載。市場に存在するオーディオインターフェイスには「なぜ一律のHi-Z入力、ライン出力しか実装されていないのか」という問題を見事に解決しました。そして2020年には2イン/3アウトにしてお求めやすい価格にした第2弾モデル、AXE I/O Soloもリリースされ、この分野を強化しています。
さらに昨年リリースされた“AI Machine Modeling”による、手軽かつハイクォリティにアンプやキャビネットのキャプチャー/モデリングを実現するソフトウェアTONEX、また今年発売開始されたTONEXでキャプチャーしたモデルをコンピューターなしで鳴らすことができるハードウェアTONEX Pedalの登場は、IK Multimediaのモデリング技術の集大成として大きな評価を得ています。
今回登場するAXE I/O ONE(1イン/3アウト)はシリーズが持つクォリティーを維持しながらも、よりコンパクト化を実現。上位モデルのノウハウが生かされたギタリスト必携のオーディオインターフェイスとしてはもちろん、TONEXシステムでモデルをキャプチャーするための核となるデバイスとして活躍してくれます。
入力インピーダンスを連続的に調整する Z-TONE®テクノロジー。真空管のような暖かいサウンドを生み出すJFETとトランスペアレンシーなサウンドを伝えPURE の2つのプリアンプモード。アクティブ/パッシブの最適な回路構成を選択するピックアップセレクター。さらにはTONEXでのキャプチャー時に手軽にリアンプが行えるAMP OUT。またフットスイッチやボリュームペダルを接続できる外部コントローラー入力。そして、AmpliTube 5 SE、TONEX SE などの特典ソフトウェアとToneNET上の無数のプリセットなど。
AXE I/O ONEがあれば、ギターの録音、リアンプからミックスまで、最高のトーンで、最高の作品を仕上げることができます!
主な特徴
・1イン/3アウトのUSB オーディオインターフェイス(バスパワー駆動)
・入力インピーダンスを連続的に調整可能な Z-TONE 回路
・JFET/PUREのプリアンプモード切り替え
・ACTIVE/PASSIVEの対応ピックアップ切り替え
・アコースティックギターやボーカルに適した、高解像度のClass-Aマイクプリアンプ
・最大24ビット/192kHzの分解能に対応するコンバーター
・グランドリフト可能なリアンプ用AMP OUT端子
・キーボードやコントローラーといったMIDI機器を接続できるMIDI IN/OUT端子
・エクスプレッションペダル、シングル/ダブルフットスイッチも接続可能な2系統の入力端子
・AmpliTube 5 SE、TONEX SE、Ableton Live Liteが付属
Z-TONE回路
入力インピーダンスを 2.2 kΩ(BOLD)から 1 MΩ(SHARP)の間で連続的に調整可能。インピーダンス値を大きくすると(SHARP 側に回すと)よりシャープで切れ味の良いサウンドに、小さくすると(BOLD 側に回すと)より柔らかな太いサウンドになります。
JFET/PUREスイッチ
このプリアンプモードの切り替えスイッチでは、色付けのないトランスペアレンシーなサウンドの“PURE”モードと、僅かな倍音を付加してミッドレンジに暖かみとパンチを加えるクラスAのディスクリート回路による“JFET”モードを選択できます。
PASSIVE/ACTIVEスイッチ
するギター/ベースのピックアップの種類に合った最適なセッティングが可能です。
2系統のコントロール入力
エクスプレッションペダルやフットスイッチを接続できる端子により、AmpliTubeなどのソフトウェアのパラメーターを足元で操作できます。
MIDIインターフェイス
MIDIキーボードやMIDIコントローラーを接続できるフルサイズのMIDI端子により、MIDIデバイスと組み合わせたシステム構築も簡単です。
AMP OUT端子
話題のTONEXソフトウェアでのキャプチャーに最適な、直接ギター/ベースアンプへ信号を送るためのAMP OUT端子を搭載。もちろんDAWへ録音済みのドライ信号をアンプに送って再録音するリアンプ用途にも便利です。
デジタルコントロール&ルーティング
AXE I/O ONEは、入出力やルーティング、接続した外部コントローラーの設定を行うための強力で便利な Control Panel ソフトウェアが用意されています。
INTERFACEタブでは、アクティブなインプット、ファンタム電源の ON / OFF、AMP OUT のグランドリフト、アウトプットボリューム、サンプルレート設定などを確認、設定できます。
CONTROLLERタブでは、2つのコントローラー入力に接続されたペダル操作時のふるまい(相対/絶対値、ラッチ/アンラッチなど)、MIDI チャンネル、MIDI CC 番号、最小値/最大値などを設定して、制御したいソフトウェアに最適な設定を行えます。
AXE I/O ONE Control Panelを使用することで、簡単に AXE I/O ONEをコントロールでき、より作業に集中できる迅速で自由なワークフローを実現できます。
充実のソフトウェアが付属!
AXE I/O ONEには、AmpliTube 5 SEとTONEX SEのライセンスが付属されているので、数千種類のギター/ベース・アンプ、エフェクターのサウンドで演奏、レコーディング、ミックスを、すぐに楽しめます。
AmpliTube 5 SEには、ストンプ、ラック・エフェクト、アンプ、キャビネット、スピーカー、マイク、ルームなど、80種類のギア・モデルが収録されています。複雑なシリーズ/パラレル・リグ・チェーンもドラッグ&ドロップで簡単に構築可能で、あらゆるタイプのサウンドをエミュレートすることができます。
TONEX SEには、AI Machine Modeling™ 技術でキャプチャーされたアンプ、ペダルのプレミアムTone Modelが多数収録されています。また、アンプ、キャビネットや、ディストーション、オーバードライブ、EQ、ファズなどを TONEX ソフトウェアでキャプチャーすれば、愛用の機材のトーンを TONEX、AmpliTube 5 上で利用することもできます。
関連製品:AXE I/Oシリーズ
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記事内に掲載されている価格は 2023年5月15日 時点での価格となります。
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