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Sonarworksがマルチチャンネルの測定に対応したキャリブレーション・ソフトウェア「SoundID Reference for Multichannel」を発表しました!
Sound ID Referenceは、自分の制作環境を測定用マイクを使って解析し、ルームによるモニター・スピーカーへの影響や、ヘッドフォンごとのサウンドの相違を最適なリファレンス環境へと補正する人気の音響キャリブレーション・ソリューションです。
今回発売したSoundID Reference for Multichannelは、待望のマルチチャンネルの測定に対応し、ステレオから9.1.6 Dolby Atmosまでのスピーカーをセットアップ可能で、正確で信頼性の高いリファレンスサウンドを提供します。
またヘッドホンにも対応し、ヘッドホンのプロファイルデータベースから480種以上のヘッドホンモデルをキャリブレーションし補正。ヘッドホンとスピーカーとの間で一貫したリファレンスサウンドを実現します。
SoundID Reference とは
Sound ID Referenceは、自分の制作環境を 測定用マイクを使って解析し、モニタースピーカーをフラットな状態で再生できるようにしてくれるプラグイン。左右のスピーカーの微細な音量差や遅延も補正する驚異的な測定力を持って、部屋鳴りや反射音まで精細に解析し修正。さらにヘッドフォンからの出力もフラットに。
こちら⬇️の記事では、どんなスタジオでも完璧な状態でモニタースピーカーを再生する事は難しい事が分かります。
自分の部屋、スピーカーは「補正」が必要?今すぐできるセルフチェック形状・材質など、部屋環境によってモニター・スピーカーの音響は変わってしまいます。以下のグラフが示しているように、同じスピーカーでも設置される部屋によってその特性は大きく変化してしまうのです。
このように SoundID Reference はモニター設置環境の問題を解消することが可能です。SoundID Reference は測定用ソフトウェアと、DAW側で起動するキャリブレーション・プラグインで構成され、その先進のDSPによってモニタースピーカーに対するルームの影響を中和し、より信頼性の高いリファレンス・サウンドを提供します。
ステレオから9.1.6 Dolby Atmosまでのスピーカーセットアップに対応!
主な特徴
・すべてのオーディオシステムのためのキャリブレーションソフトウェア
・高精度なSoundIDの測定マイクロホン、個別のマルチアングル校正カーブ付き。
・480以上のモデルに対応するヘッドホンキャリブレーション。
理想の音場にサウンドをコントロール
・全世界で10万人以上の音楽クリエイターが使用するフラットなターゲットカーブ。
・キャリブレーション周波数範囲の制限やターゲットカーブを手動調整可能。カスタマイズした音場を実現可能。
高機能と柔軟性を両立
・マルチチャンネル用ゼロレイテンシー・プラグインDSP
・チャンネル間位相調整機能で高精度時間遅延補正が可能
・アップルシリコンプラットフォーム/M1チップをネイティブサポート
補正プロファイルを対応ハードウェアにエクスポート可能
・AVID MTRX with SPQ DSP
・AVID MTRX Studio
・DAD AX32 with SPQ DSP
・Dolby Atmos Renderer Mastering suite
・Jones-Scanlon Studio Monitors
・対応ハードウェアの拡張を2022年に予定しています。
記事内に掲載されている価格は 2022年5月27日 時点での価格となります。
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