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UVIがフラッグシップインストゥルメントFalcon 2.5メジャーバージョンアップを発表しました。
FalconはUVIインストゥルメントの中核を担う合計16種類のシンセとサンプリングオシレーターのミックスとモジュレーション、90以上のエフェクトによるサウンド加工など、多くの機能と合理化された作業効率を誇るハイブリッドインストゥルメントとして、発売以来多くのユーザーから高い評価を得てきました。
これまで何度かバージョンアップされて来ましたが、今回のバージョンアップによってApple ARM (M1) ネイティブ対応や、プリセットの追加など、様々な機能がさらに進化しました。
Falcon 2.5の主なアップデート点
・Apple ARM (M1) ネイティブ対応
・100ファクトリー音色を追加
・エフェクト、モジュレーター、イベントプロセッサーの拡充
・一部イベントプロセッサーのUI更新
・各所の改善と向上、または最適化
・Falconユーザーは無償アップデートが可能
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バージョン2.5の新機能
●新たに100を超えるプリセット追加
Falcon 2.5では、新たに100を超えるファクトリープリセットが追加されました。これらの新プリセットはLo-Fi、Retrowave、Sequence Exploration、Rain Sequencer、VCF-20 Synthsの5カテゴリーに分けて収録され、最新のウェーブテーブルサウンドから従来のMSモノシンセサウンドまでを提供します。
●新シーケンサーとユーティリティ追加
シーケンサーやMIDIユーティリティなどのスクリプトベースのイベントモジュールの多くを新たに追加。シーケンサーカテゴリーにCartesian Sequencer、Rain Sequencer、Euclidean Keys、Wave Sequencer、Warp Sequencer、Probability ArpとNote Panを新たに追加。
MIDIユーティリティには下記が追加されました。
MIDI Record:ドラック&ドロップ書き出しに対応したインラインMIDIレコーダー。
MIDI Pitch Delay:ピッチドリフトに対応した伝統的なMIDIイベントディレイ。
MIDI Monitor:イベントタイプフィルターを装備したMIDI入力モニター。
Velocity Test:モノ・ポリ切替可能なベロシティモニター。
●新エフェクトを装備
2つのエフェクトが新装備。TS Overdrive:著名なギターペダル、Tube Screamerのドライブ段を再現。VCF-20:MSの VCF(rev-2)を再現。シングルバージョン(モーフィング可能なHP/LP)とデュアルバージョン(個別のLPとHP)の2つのバリエーションを用意しました。
●新モジュレーター搭載
そしてFalcon 2.5ではモジュレーターも新たに2つ、追加をしました。
Multi LFO:サイン、三角、矩形、ノコギリ、ランダム波形の自由に組み合わせて独自の変化をLFOを発生。
Smooth Random:時間経過に沿った、ゆったりとした変調に最適な、滑らかなランダムLFOモジュール。
Falconとは
●合計16種類のシンセとサンプリングオシレーター、90以上のエフェクトなどを装備したUVIインストゥルメントの中核
Falconはフラッグシップサンプラーであり超多機能シンセサイザーです。サンプルとシンセシス、ハイブリッド仕様インストゥルメントの頂点でもあるこのソフトウェアシンセサイザーは、一見難しそうですが、その仕組みを理解して音作りができるようになると、無限に等しいサウンドデザインが楽しめます。
多数の最先端オシレーター、エフェクト、モジュレーターとイベントプロセッサーを装備し、洗練された適応型のワークフローと高度なスクリプト編集によるサウンドデザイン環境をご提供します。Falconによる比類なき高精度のサウンドマニピュレートは、シンプルなサンプルスライスやシンセデザインからモジュレーションを贅沢に使用したマルチティンバーハイブリッドサウンドまで、アイディアの赴くままおこなうことが可能です。
基本的なAnalog、Wavetableオシレータはもちろんのこと音を粒状に分解し新たなサウンドテクスチャーを生み出すIRCAM Guranular、FM、ORGAN、Pluck(所謂物理モデル)などをすべて詰め込んでいます。各オシレータを複数立ち上げて複雑なレイヤーを組むことも簡単にできますで、ハイブリッドな音のクロスオーバーがFALCONでは容易に再現できます。
そしてその豊富な機能を自在にエディットできるのがFalconが他のインストゥルメントと違うところ。オシレーター、エフェクト、モジュレーションシーケンスのほとんどは、プロテクトされておらず自由にカスタマイズできます。
さらにそれぞれのオシレータは低負荷であることは大きな魅力。マシンのスペックに頭を悩ますことなく使い込めるのはサウンドマニピュレーションの大きなアドバンテージだと言えるでしょう。
一味違う強力なエフェクト
90を超える高品位エフェクトがオシレーターサウンドを高度に彩り、完璧な仕上げをサポートます。ディレイ、リバーブ、モジュレーション、フィルター、アンプ系、歪系、ダイナミクス、解析系など、すべてのエフェクトモジュールはカテゴライズされ、必要なエフェクトを必要な場所に追加できます。プリセットレベルやセンドバスはもちろん、ノートごとに適用することも簡単で、容易に差替えることも可能です。内蔵エフェクトには定評のSparkvarb、Thorus、最適化されたコンボルーション(IR)リバーブなど、単体プラグインと遜色のないものが用意されています。
モジュレーション
豊富なモジュレーションソースを所構わず、数を気にすることなく扱えるのもFalconの大きな魅力です。シンプルなAHD、Attack Decay、Drunk、アナログタイプのADSR、多段のDAHDSR、クラシックとパラメトリックLFO、自由なモジュレーションを描くマルチとステップエンベロープがお好みのパラメーターにお気に召すままの動きを加えます。オシレーターやエフェクトはもちろん、他のモジュレーターなどFalconのほぼすべてに適用可能で、よく使うパラメーターをマクロパネルに配置して、明解な直観操作やワンノブコントロールによるダイナミックな演奏パフォーマンスに役立てることも可能です。
豊富かつ適量の音色と無限の拡張
Falconには1200以上の音色と500ウェーブテーブルがファクトリーライブラリーとして付属します。世界中の卓越したサウンドデザイナーによる即戦力サウンドは、単に演奏や創作に使えるだけではなく、オリジナルサウンドデザインの道しるべとしても最適化された内容となっています。
さらにFalconの可能性を突き詰めたFalcon専用の拡張パックもありますので、ご自身のスタイルや用途に合った拡張がおこなえます。
今回のアップデートで、サウンドデザインの可能性をさらに明確に提示し、シンセマニピュレートや音造りの楽しさ、重要さを再提案してくれます!
この機会にぜひパワーアップしたFalcon2.5を導入してはいかがでしょうか!
記事内に掲載されている価格は 2021年10月11日 時点での価格となります。
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