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プロミニー株式会社代表の大川氏がRock oNに来店!
これまで数々のウェビナーにご登壇いただき多くのノウハウをレクチャーしていただいた大川氏ですが、今回は最新ギター音源Prominy「V-METAL2」の開発秘話を語っていただきました!是非ご覧ください!!
Rock oN : 本日はご来店ありがとうございます。早速ですがV-METAL 2は予告なく、急に発表され驚きました。
大川: そうなんですよね。SC2を出した後に「次何やる?」って話をしていたと思うんですけど。LPC 2を作るか、V-METAL 2を作るかと予定を立てていて。結果、LPC 2の制作に取り掛かり、新たにGibson Les Paul Customを買ったんですよ。
Rock oN : 新たにLes Paul Customを買ったんですか?
大川: そうなんです。ただLes PaulをProminyのレコーディング仕様にするため、創業以来お世話になっているギター工房に調整してもらった後にレコーディング・編集を途中までやってたんですけど、レコーディングしたい音が多すぎて今後の作業を考えると「これは2〜3年じゃ終わらないな」と思い、先にV-METAL 2に取り掛かりました。

Rock oN : 今回のV-METAL 2のギター自体は、新たに導入されたものなんですか?
大川: いえ、V-METALから使ってるギターを使い、追加レコーディングしました。
Rock oN : V-METAL 2のレコーディング期間はどれくらいだったんですか?
大川: 他の作業と並行してやってましたからね。レコーディングだけじゃなくて、編集してプログラミングして…。合計で2〜3年ほどかと。
Rock oN : V-METAL 2のサンプル数はどれくらい増えましたか?
大川: 前モデルから数万サンプル増えていますね。特にミュートが一番数が多いです。
Rock oN : ミュートは0フレットから24フレットまで全てレコーディングされているんですか?
大川: そうです。25フレット × 6弦を。ミュートは3パターン録って、そのうちの2つの間を、元々録ったやつを加工して……。V-METAL 1は1パターンだったんですけど、2になってちゃんとサンプルで「ルーズなミュート」「中くらいのミュート」「タイトなミュート」って3つ録って。それで5段階にして。
Rock oN : ミュートってすごく難しいんですよね。ギターを「ズンズン」って鳴らす、あの「ズン」の方ですよね。
大川: そう、手のひらで弦を押さえちゃってピッキングするやつ。それを何パターンも。弦楽器ではよくある奏法ですけど、そこはとにかくこだわりました。

Rock oN : あとはアンプシミュレーターとかエフェクトの部分ですよね。プリセットを250種類作られたと。
大川: 利用しているものは基本的にはSC2と同じですが、 V-METAL 2用にプリセットを作り替えてます。KONTAKTの性能をフルで活用して、使えるモジュールはほぼ全て使い潰したような感じです。
Rock oN : お気に入りのプリセットはありますか?
大川: デフォルトで入ってるやつがメタルとかロックに一番合いそうなやつで、まずはこれを使ってほしいですね。あとはトリッキーなプリセットも面白いかなと思います。
Rock oN : どんな音楽ジャンルや機材を参考にしたんですか?
大川: 既存のアンプシミュレーターの音も参考にしましたし、あとは自分が聴いてきた音楽とか、そういう影響もかなり入ってると思います。
Rock oN : YouTubeにある5分くらいのデモソング、あれは大川さんが作られたんですか?
大川: 曲は、岡崎放三という、昔ゲーム会社に勤めてた時の後輩なんですけど。彼は彼で音楽活動をしてるんですけど、自分の仕事でもProminy製品を使ってくれてて。渡したらもう何も言わなくても使いこなして、かっこいい曲を作ってくれるんですよ。彼が作った曲と、私が作った何曲かがビデオに入っています。
Rock oN : ユーザーに「ここは真似してほしい」というところはありますか?
大川: V-METAL 2に関しては、オフィシャルデモのMIDIファイルを全部公開してるんですよ。MIDIファイルもあるし、同じ音が出るプリセットも全部使えるようにしてある。どう打ち込んだらこうなるのか、100%見てもらえる。これ以上の資料はないくらいのものです。

Rock oN : GUI(見た目)についても、SC2の時と比べて変わりましたよね。
大川: 見た目のカッコよさはだいぶ上がってるんじゃないかと思います。SC2まではデフォルメして指板を大きくしてましたけど、今回は本物のギターの比率をそのままにして。その代わり、フレット付近をデカく表示する「ズームビュー」を初めて付けました。私はデカくしなくても見えますけどね(笑)。
Rock oN : プリノイズもこだわられたと。
大川: プリノイズもかなりのサンプル数があります。アタックの時に強調したい音を録っていくんですけど。SC2の時は「ピックバズ (Pick Buzz)」っていう名前で一部ありましたけど、それ以外のスクラッチとか、弦をこするような音とかを種類選べるようにして。自分が思ってた以上に効果的な機能になりました。

Rock oN : ついにソフト音源でそこまで来たんですね。
大川: パラメーターをいじるだけでは、ギターに関しては特にリアルにならないことが多い気がします。だから実際に録って、音として鳴るようにしておかないと不自然になっちゃうんです。

Rock oN : 最後に、V-METAL 2をどんな人に使ってほしいですか?
大川: ジャンルは限定しないです。ハムバッカーのギターライブラリとして、ポップスとかでも全然いけます。24フレットあるから、ドロップCでも高い音が出ないなんてこともないですし。
Rock oN : 次は何を出すか、宣言しときますか?
大川: まだ明言はしないでおこうかな。ベースはぼちぼち始めると思いますけど、直前まで「何が出るの?」っていう感じがいいかなと(笑)。
Rock oN : 貴重なお話、ありがとうございます。次回作も気長に待ってますね。
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