国内外のあらゆるイベントをいち早くレポート! またブランドや製品誕生の秘話に迫るDEEPなインタビューを掲載!
『優れた開発力とオープンな姿勢を兼ね備えるSoftubeブランド』
Softubeは2003年スウェーデンLinkoping(リンショピング)にて創業。10年以上に渡っ てマーシャルアンプ他多くの有名オーディオ・メーカー のDSPパートナーとしてモデリング技術を提供し、今なお多くの魅力的なソフトウェアを発表しており、創設者Oscar氏を中心に少数精鋭14名のスタッフで構成されています。
スウェーデンといえばNordやTeenageなどなど、多数のセンスあふれるブランドが溢れていることでも有名ですよね。Joe氏曰く音楽アーティストの輩出国としても世界で3番目の多さなのだとか。総人口を日本と比較しても音楽にあふれていることがわかりますね!
現在も多くの著名ブランドとリレーションシップをとっているSoftube。どのようにこれだけの関係性を築いたのか尋ねてみると、Henrik氏曰く、OEM開発のコネクションだけでなくNAMMやMusik Messe会場で一1件1件地道に声をかけて回っているとのこと。前職でPro Audio Magazineのライターを務めていたHenrik氏を始め、全社員が個人で音楽制作を行う同社ならさらなるパートナーシップの拡張も年々期待ですね。
今回の新製品MODULARも昨年のNAMM SHOWにてOscar氏がDoepfer氏に声をかけて実現。まさに優れた開発力とオープンな姿勢で着実な成長を遂げているブランドということがわかるストーリーですね。
『Rock and Roll Science』
UADプラットフォームを含め、すでに37を数えるSoftubeプロダクト。カニエ・ウエスト、テイラー・スウィフト、ビヨ ンセなど世界でも名高いアーティスト、プロデューサーにより数えきれないほどのヒット・アルバムに使用されています。
そのプロダクトの魅力はなんといっても実機に迫るサウンドでしょう。その数学的・物理学的アプローチは、コンポーネントモデリングなど回路素子からゼロベースでの計測だけでなく、機材の振る舞いに至る可変性までハードウェアの完全な再現を行います。点だけではなく線の再現性が、他社製品との大きな相違点だと語るHenrik氏。
またモデリングや動作チェックに関わるなんと全てのスタッフが現役で音楽制作をしているため、製品が現場で正しく動作するかを自身で確認することが可能なのも同社のポイントといえるでしょう。
Henrik氏曰く、機能、音、全てが実機と同等と言い切るだけの再現性がそこにあります。
Henrik氏によるConsole1&最新MODULARデモンストレーション
さらに発表会ではMI7とのパートナーシップによる新規展開も発表!今後の展開に期待です!
– ROLI Seaboard RISEの専用モジュール for MODULAR
– Console 1とStudio One 3.2の連携
– Solo / Mute ソロ / ミュート
– Track selection sync トラック選択同期
– DAW volume フェーダー・コントロール
– DAW sends センド・レベル・コントロール
『1ソフトウェア、1コントローラー以上の存在として』
ハードウェアより大幅に安いコストで、モジュラーシンセの魅力を広めることをコンセプトとしているMODULAR。付属マニュアルにはパッチや音作りも詳細に解説されており、多数のチュートリアルプリセットなどなど入門の1台にも最適です。
そしてConsole1は単なるソフトウェアとUSBコントローラーという関係性ではなく、1つのソリューションとして捉えるために、ユーザビリティとデザインを突き詰め、NEVE、SSLといった最新モデリングや開発中の連携など、今なお成長を続けています。
両製品に共通していることは、1ツールとしてのプラグインに終わらないメッセージと役割がプラグインの先にあることでしょう。日本ではまだまだコンサバなユーロラック市場、ソフトハードの垣根を越えた火付け役としてMODULARが躍動するシーンが目に浮かぶようです。発売開始が楽しみですね! RockoN Companyでは現在展示中のConsole1を始め、各製品発売開始次第店頭でのデモも開始しますので是非試しに来てくださいね!
記事内に掲載されている価格は 2016年5月20日 時点での価格となります。
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