RME初のDante対応オーディオI/O Digiface Danteが発売!ネットワークオーディオでシェアを広げるDante製品の参入に興味が尽きません。
Digiface DanteはDanteネットワークと繋がるイーサネットポートを4つ装備。これはリダンダンシーのためにプライマリーとセカンダリー2系統として使います。その横に見える2系統のBNC端子はWordclockのほかMADIにも対応!つまりDante 64chとMADI 64ch、合わせて最大128ch 入出力(合計256ch)できるということになります。PCはUSB3で接続。TotalMix Remoteにも対応し大型のシステム構築にも対応します。
さてこのDigiface DanteはPCを外してスタンドアロンでも動作可能で、その際はシンプルなMADI<>Danteコンバーターとしても活用できます。そしてスタジオクラスのヘッドホンアウトも装備しているという便利さ。非常にRMEらしい気の利いた製品となっています!
Digiface Danteは、USB 3、MADI、TotalMix FXといったRMEが高い信頼性と実績を誇る技術と、様々な現場で運用されているオーディオ・ネットワーク技術「Dante」とを融合させた、軽量でコンパクトなオーディオ・インターフェイスです。
PCとの接続には広帯域のUSB 3.0を採用し、MADIとDanteをあわせた合計256チャンネルにも余裕を持って対応することができるだけでなく、強力なデジタル・リアルタイム・ミキサーTotalMix FXと、リモート・コントロール・ソフト「TotalMix Remote」を使うことで離れた場所から自由にミキシング/ルーティングを変更することも可能です。コンピューターを使用しないスタンドアローン・モードでは、Dante<>MADIコンバーターとしても、Danteスイッチング・ハブとしても機能し様々な現場で柔軟にお使いいただけます。
また、RMEの提供するMADI伝送技術により、MADI機器との接続の際にはMADI信号内のクロックを認識するため、別途ワードクロックを接続する必要はありません。
Digiface Danteは、多くのRME製品で採用されている「MADI」と、様々な現場で運用されているオーディオ・ネットワーク技術「Dante」を搭載し、MADI*とDanteをTotalMix FXとDanteコントロール・ソフトウェアを用いて自由にミキシング/ルーティングできるコンパクトなオーディオ・インターフェイスです。
コンピューターとの接続はUSB 3.0を使い、オーディオ・インターフェイス市場において非常に定評のあるRMEのドライバー技術により、低レイテンシーと安定性は従来どおりに、256チャンネルものオーディオ・データを直感的に扱うことができるデバイスとなります。
さらに、その小さな筐体にはヘッドフォン出力も備わっており、ヘッドフォンによるモニタリングはもちろん、ステレオ・ライン出力として活用することもできます。
Danteネットワークと接続を行うイーサネット・ポートは、プライマリーとセカンダリーをそれぞれ2つ、計4つ搭載し、冗長性を備えるだけでなく、4ポートのスイッチング・ハブとしても活用することができます。 また、コンピューターとの接続を行わないスタンドアローン・モードにも対応しており、スタンドアローン時は、シンプルな「Dante<>MADIコンバーター」として機能します。また事前に設定しておくことで、任意のミックスをヘッドフォン・モニタリングすることも可能です。
* MADIコアキシャル入出力端子はワード・クロック入出力端子と切り替えて使用します。
他のRMEオーディオ・インターフェイスと同様に、Digiface Danteでも強力なデジタル・リアルタイム・ミキサーTotalMix FXを使用することができます。TotalMix FXは、すべての入力および再生チャンネルを同時にすべてのハードウェア出力へ事実上無制限にミキシング/ルーティングすることが可能です*。
なお、TotalMix FXには、Talkback、メイン出力とヘッドフォン出力、フェーダー・グループ、ミュート・グループを備えるコントロール・ルーム・セクションがあり、MackieやOSCプロトコル、その他様々な方法でリモート・コントロールを行なうこともできます。
さらにTotalMix Remoteを使った、iPad、Windows、Macからのリモート・コントロールにも対応。TotalMix Remoteの設定は、TotalMix FXが動作しているホストのIPアドレスを入力するだけで完了し、自宅スタジオから大型ライブ会場まで使用する環境にかかわらず、どこからでもTotalMixをコントロール**することができます。
* Digiface DanteはDSPを用いたFX機能に非対応です。
** TotalMix FXを動かすコンピューターと、TotalMix Remoteを動かすコンピューターまたはiPadが、同一のネットワークに接続している必要があります。
Dante – MADI変換
Digiface Danteは、シンプルなスタンドアローンのDante – MADIコンバーターとしてご利用いただけます。MADI機器との接続の際にはMADI信号内のクロックを認識するため、別途ワードクロックを接続する必要はありません。
Digiface Dante1台で4台のDante機器を接続できるハブとしても機能します。
また、USBでパソコンと接続することで、TotalMixを使って信号のルーティング・パッチベイとしてご利用いただくことも可能です。
ネットワークで組まれたライブシステムをコントロールするパソコンの安定したインターフェイスとしてお使いいただき、DAWで高品位な録音を行うことができます。
また、MADI経由でバックアップPCでの録音と、中継車への伝送を行うことができます。この場合も同期信号はMADIストリーム経由で行うことができるため、別途ワードクロックを接続する必要はありません。
ライブ録音
DanteをベースとしたPAシステムから録音用に回線を分配し、アンビエントマイクを別途追加してライブ録音システムを構築することができます。もちろんこの場合もワードクロック接続は必要ありません。
記事内に掲載されている価格は 2018年12月17日 時点での価格となります。
最新記事ピックアップ