Rupert Neve Designsからは2チャンネルマイクプリ 5211が新登場しました。先に発売されている5012を引き継ぎながらもさらに向上した回路設計/外形と、フラグシップ製品 Shelford Channelの出力トランス、この2つの要素を1台に集約した製品です。
向上した要素の1として挙げられるのが可変「Silk」つまみが加わったこと。これはclass-Aの出力段でサチュレーションを付加し、スイートで音楽的な倍音要素を入力信号に加えます。ヘッドルームギリギリまでにドライブですると、さらにこのSilk効果が顕著になります。Shelford Channelのマイク入力段には入力トランスが用いられていますが、5211の入力はトランスなし。マイク信号のそのままを最大限に取り込みます。また増幅回路が見直され、+/-21Vで動作することでSNが向上。ヘッドルームが増え、ダイナミックレンジが向上しています。
可変可能な”Silk”とカスタムの出力トランスの搭載で、5211は「厚く」「暖かい」サウンドから、クリアなサウンドまでコントロール可能。「新しさ」と「古さ」が高度に共存する製品といえます。
Rupert Neve Designs
https://rupertneve.com/products/5211/#overview
Writer.Tsune
記事内に掲載されている価格は 2018年10月18日 時点での価格となります。
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