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AES2019

16
Oct.2019
REPORT

AES 2019 : ARRIVAL (洋介 後編)

久々のAES Conventionへ参戦のため8年ぶりとなるNew York。変化を感じつつも街を散策しつづける。

前編 記事はこちら

グッゲンハイム美術館へ

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てくてく歩くこと、ホテルから1時間30分。次の目的地に到着!前回休館日ということで行きそびれていたグッゲンハイム美術館。印象派絵画好きとしては、いつかは行きたいランキング上位の美術館です。そして、特徴的なこの建物。なんと世界遺産登録されています!フランク・ロイド・ライトの最後の設計の建物としても知られる建築としても見どころたくさんの美術館です。

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内部は、吹き抜けになっていて周りが螺旋状の展示スペースになっています。ここをぐるぐる回りながら収蔵作品を鑑賞します。常に斜面で鑑賞をするという未知の体験とともに、教科書で見た!ことのあるレベルの有名絵画が多数展示されています。

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カンデンスキーやモジリアーニ、ピカソ、ポロック、マーク・ロスコなどの印象派から、抽象絵画への時期に描かれた作品が展示されていました。特にカンデンスキーの作品は数が多く、音楽をグラフィックにした作品とも称される動きを感じさせる素晴らしい作品がと色彩がありました。今回の特別展示は、ロバート・メイプルソープとバスキア、マイケル・スチュアート。New Yorkを舞台に活躍した芸術家を現地で見るという贅沢な体験が出来ました。

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アメリカ自然史博物館にて

次に向かったのはCentral Parkを挟んで向こう側にある、アメリカ自然史博物館です。映画、ナイトミュージアムの舞台ですね。展示されている、恐竜の骨や、蝋人形が動き出して大騒ぎ!そんな映画でしたね。

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実際に足を踏み入れると、エントランスのホワイエには、巨大な恐竜骨格が!入った瞬間から大迫力です。この足元には子供の恐竜の骨格と、それを狙う肉食恐竜の骨格。このように実際に生きていたら、こんなシュチュエーションになるのでは?という動きのある展示が特徴の一つ。

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この博物館の展示は、動きのある展示が特徴と先にも書きましたが。動物標本も、このように生息地の自然環境を再現した中で、象徴的な動きをつけた展示が行われています。このような小ブースが無数にあり、下手な動物園よりも具体性があって良いかも、とうなずかされました。

コンクリートの檻に入れられた生きている動物と、生息地を再現した標本展示。究極の選択!?と感じてしまいました、

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巨大なブラキオサウルスは、このように展示室からはみ出してます。。。。

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アロサウルスは、トリケラトプスの食事中・・・

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ラプトルは何かに飛びかかっています。このような動きのある展示を織り交ぜながら、というのが動物の歴史。

それとは別に人類の歴史に関してもかなり多彩な展示が行われています。世界中の地域別の伝統文化の紹介と工芸品や美術品が数多く展示されています。アメリカンインディアンも部族ごとにかなり細かく説明がされていましたが、ここはやはり日本コーナーを見ていただこうと思います。

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かなり広めに、専用スペースが設けられた日本の展示コーナー。なんとなく勘違いを引き起こしそうな内容。ちなみに入って正面は仏壇が置いてあり「Buddism Shrine」とタイトルが。。。。忍者コーナーがなかったのが救いだなぁと思いました(笑)。

楽器も数は少ないですが各民族ごとに展示されてたりもしました。類人猿と人間の違いというテーマの展示に「Music」というのが挙げられていて、芸術、感性に訴えるものというのは、人間であるということの証明でもある根源的な大切なものだと改めて実感。

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写真では外観のみしか紹介できないのですが、ここに立ち寄った最大の理由は、実はプラネタリウム!独自プログラムの評判が非常に高く、是非とも言ってみたいと思っての見学でした。高精細画像でダークマターとダークエネルギーの解説。最新の天文分野のトピックをいち早く非常にわかりやすい映像で表現していました。

ただ、、、、距離=時間の天文分野の解説なので、ズームイン・アウトそして、星空がぐるぐる周りまくり。時差ボケの頭にはちょっと刺激がきつく酔い気味に。こんな激しさもアメリカっぽいな、日本のプラネタリウムではこんな激しい表現は使った作品ないな。なんて思いながら見ていたのですが、最後のクレジットに制作GOTOの文字が!!やれば出来る!!と国内向け作品にも期待をしつつ帰途に付きました、

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さすがに歩き疲れたため、帰りは地下鉄。年々良くなっているとは聞いていましたが、8年ぶりに乗るNY Metroはピカピカ過ぎて(普通すぎて)ちょっと拍子抜け。駅も作りは変わっていないですが清潔感のようなものを感じられるようになっていました。

明日からは147回目を数えるAES NY 2019を中心に、同時に隣で開催されているNAB NY 2019から最新情報をレポートしていきますので、皆さんお楽しみに!!!

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記事内に掲載されている価格は 2019年10月16日 時点での価格となります。

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