ついに3日間の展示を終えたAES NY 2019。その会場の熱気すべてをお伝えすることは出来ていませんが、ダイジェストにて、少しでもご紹介出来なかったブースの展示をご紹介いたします。
LUNDAHL
POPなブースが目を引くこちらのメーカーはLUNDAHL。FocusriteのREDシリーズや、今年のAESで発表となったtelefunkenのマイクなどが採用するハイエンドのトランスメーカー。トランスと言っても電源用ではなく、Input/Outputトランス。アナログ機器のバランス回路を受けるために使われているパーツです。これによりサウンドキャラクターが決定づけられると言っても過言ではないパーツとなります。
LUNDAHL
https://www.lundahltransformers.com/
TAC system
そして、日本から参加のTACsystem。高機能なモニターコントローラーVMC-102を展示しています。内部32busを持つこの製品、イマーシブオーディオ環境構築には、なくてはならない製品です。日本コック内のコミュニケーションシステムなど独自のニーズにしっかりと応える製品であるのも魅力の一つです。
TAC system
http://www.tacsystem.com/
Access Analog
いつもガチャガチャ、機械の動作音のしているこちらのブース何を作っているメーカーかというと
このようなアナログアウトボードを、DAW上のプラグインからコントロールするという「リアルアナログ・プラグイン」を作っているメーカー。ガチャガチャ言っていたのば、ボタンを叩くハンマーの音。サーボにより、ツマミを回し、ハンマーでボタンをプッシュ。リコールが出来るという意味においても面白い製品です。サーボと、ハンマーで機器のフェイスがほとんどわかりませんが、上段がSSL XLogic Compresser、下段がEmpirical LabのEL8-X Distresserですね。
Access Analog
https://accessanalog.com/
Nugen Audio
AES NYでの新製品は、SIG MODのアップデート。あると便利なちょっとしたアイディが詰め込まれたSIG MOD。MS processや、MONOなど、ありそうでない機能を詰め込んだこちらの製品の使い勝手の向上のためのプリセット機能などが追加されています。
Nugen Audio
https://nugenaudio.com/
Pultec
完全復刻と言っても良い形で復活を遂げたPultec。やはり伝説とも言えるそのサウンドは今でも必要とされつずけています。常に、誰かが視聴をしていて、結局最後まで機械が隠れたこんな写真しか取れていません。人気の高さを感じますね。
Pultec
https://www.pulsetechniques.com/
Mara
ヴィンテージアナログテープレコーダーを復活させるこのメーカー。筐体は、オリジナルのまま、修理不能となっているアンプ部分の基盤と、メカ関係を提供しています。
Mara
https://maramachines.com/
Usefularts
ALL-TUBEのマイクプリを作る同社。Colorつまみを備え、倍音の付加を調整できるようになっているのが特徴的。Dual ChannelのSFP-60とSingle ChannelのSFP-30、そしてDIというラインナップ。EF-806を入力段に、ゲインステージには、2本のECC82 / 12AX7を使用しています。IN/OUTトランスには、CineMag性を採用と妥協のない設計。SFP-60は$3499、デスクトップタイプとなるSFP-30は$1299という定価設定。
Usefularts
https://www.usefulartsaudio.com/
Daking Audio
長年に渡り、高品位なアウトボードをリリースする同社。パネルにもあるように25周年。なんとコンソールを作って展示されていました。このようにアナログコンソールの展示が数多く行われているのはAES SHOWならではですね。
Daking Audio
http://www.daking.com/
Rupert Neve Design
日本でも高い人気のRUpert Neve Design。こちらのブースにもアナログコンソールが鎮座します。5088というこれまでにもあった製品なのですが、5000シリーズのモジュールではなく、Shelfordシリーズが入ったコンソールを持ち込んでいました。
Rupert Neve Design
https://rupertneve.com/
Dynaudio
しばらく、経営が変わったりと落ち着かなかったDyanudioですが、このように、復活した姿を見せてくれています。モニタースピーカーとしてGenelecと人気を二分する時期もあっただけにこれからの再出発に期待したいですね。
Dynaudio
https://dynaudio.jp/
Aaton Digital
ハリウッドを始めとする世界中の映画の現場録音に活躍するAatonのフィールドレコーダー。しばらく国内に代理店がない状況が続いていましたが、今年から正規輸入が再開しています。値段は、さすがAatonといったところですが、コンパクトな筐体にフェーダーを備えDanteやAESの入力を備えるという完全にフルスペックの製品。
Aaton Digital
https://www.aaton.com/
PMC
PMCのブースは、何やらスッキリとした雰囲気。これには理由があり、セミナーを積極的に行っており、展示はおまけで話を聞きに来てほしいという姿勢。Rock oNでもResult6が人気モデルとなっています。英国BBCお墨付きの同社。是非とも一度試してほしい高い性能を誇るモニタースピーカーメーカーです。
PMC
https://www.pmc-speakers.com/
Audio Alchemist
こちらのブースには、Dengurus Music、Manlay,Phonix Audioが展示されています。アメリカで高い人気のメーカーがなかなか素敵なですっくんいきれいに収まっての展示。こんな作業デスクがほしい!!と思った方もいるのではないでしょうか?
このデスクは、JamRacksというメーカーのもの。きれいな木目のデスクが印象的ですね。
https://www.jamracks.com/
Audio Alchemist
http://www.audioalchemist.com/
Writer. Yousuke
記事内に掲載されている価格は 2019年10月19日 時点での価格となります。
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