WAVESはAES 2017に合わせて3つの新製品を登場!
・B360 Ambisonics Encoder
・Nx Ambisonics
B360はモノ/ステレオ/サラウンド ソースからAmbisonic Bフォーマットに変換。VR用オーディオを作ることができるエンコーダーです。
いまやYoutubeやFacebookなどで固定された位置から360°視点を楽しめるVR映像が視聴できることはみなさんご存知でしょう。この方式のVR映像で、視野に追従して360°の空間を表現できるシーンベース方式VRオーディオの業界標準としてAmbisonic Bフォーマットが注目されています。
B360はプラグインとして一般的なDAWで使えます。個々のトラックに插して個々の音を球体3次元のマトリクス上にアサイン。位置決めやパニングを行い、Ambisonics Bフォーマットでの書き出せます。またもう一つ、マスタートラックにB360を挿してステレオソースやサラウンドソースをAmbisonics Bとして書き出すことも可能です。
そしてB360とはヘッドホントラッキングシステムNxにNx Ambisonicsという機能が追加されました。ヘッドホン上部に取り付けた加速度センサーを使ったトラッキングで頭の向きや傾きに追従するNxにAmbisonicsが対応。B360との連携でより強力なVRコンテンツの制作ができるようになります。
B360と360°カメラがあれば誰でも簡単にVR動画を作ることができます。新しい表現の一つとしてミュージシャンもチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
B360は$299で発売中です。
WAVES B360
https://www.waves.com/plugins/b360-ambisonics-encoder
・Torque
Torqueはドラム1つからセットまで、欲しいチューニングを実現するドラムシフター。録音した後に突然キーが変更になっても顔色一つ変えずに対応。録りためたドラム素材の活用にも最適ですね!
またTorqueはWaves Liveコンポーネントで使用するとリアルタイム処理ができるため、PA現場で使うことも可能です。コンサート中にドラムのチューニングをサッと補正して響きを整える、なんていうことが簡単にできてしまいます。
Torqueのコアテクノロジーとなる『Organic ReSynthesis』はWaves独自の技術です。これは入力されたサウンドを
の4要素に分解し、それぞれをプロセスして再合成するという高度な技術ということ!それぞれの要素を独立して操作することで、たとえばピッチを変えたとしても他の音の要素はそのまま。明瞭度やトラジェントなどは影響を受けません。これで極めて自然な音質で+-1octもピッチシフトができるわけです。
…さすが天才集団WAVES。凡人の私にはその処理のイメージすらできません。しかし音を聴けば納得。これまでにない極めて自然なピッチシフトです。
Organic ReSynthesisテクノロジーはTorqueのほかに、驚異的なフレキシビリティを持つトランジェントデザイナーSmack Attackにも採用されています。これからも様々な製品でこの技術が活かされるということで、非常に楽しみです。
Torqueは¥8,964で発売中です。
WAVES Torque
http://www.minet.jp/brand/waves/torque/
Writer. Tomita
Question
VRオーディオ業界標準として注目されているのは何フォーマット?
Answer
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記事内に掲載されている価格は 2017年10月20日 時点での価格となります。
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