ブティック系ギターエフェクターの火付け役を担った ZVEX Effectsはその破天荒なアイディアとデザインでアウトボードなどのレコーディング機材の開発でも知られます。
AES 2017ではなんとTB-1 Tea Ball Specialty Microphone を出展します。?? Tea Ball ??なるほど紅茶を淹れる時に使うボール型のネット。あれが使われているのですね。
TB-1は完全手作りのオーダーメイド品として現在すでにZVEXのWebサイトで受注販売が始まっています。
TB-1は特殊な機構と回路により、グリルから1インチ以上離れた音源の音を集音しません。ノイズゲートがはじめから搭載されているようなものですね。これによって周りに雑音が多いライブステージ上のギターアンプやドラムキットのマイクとして有用です。アウトプットレベルがエレキギターとほぼ同じということで、デモムービーではギターアンプに直結して使われていますが、本来はこういう使い方が想定されているのでしょうか。録音機器というよりも楽器として使うのが正しいようです。
マイク自体はCR2032ボタン電池×2によるアクティブ駆動。コスト安と質感の良さから選ばれた茶こしネットは分解するのにも適していて、電池交換も容易です。
ルックスのインパクトもさることながら、アイディアも興味深い。価格は$249ということなので1本くらい持っておきたいですね。
ZVEX Effects の製品作りをこれからも期待します。
ZVEX Effects
https://www.zvex.com/products/tb-1-tea-ball-microphone
Writer. Tomita
記事内に掲載されている価格は 2017年10月17日 時点での価格となります。
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