Apogeeブースでは先日発売したばかりのApogee Jam+はもちろんのこと、新たに2つの新情報が公開されました!
Symphony I/O MkⅡがDante対応に!
同社のフラグシップオーディオインターフェイスであるSymphony I/O MkⅡ。いままでThunderbolt・Pro Tools HD・Waves SoundGrid Networkの3つのプラットフォームに対応していましたが、今回4つ目のプラットフォームであるDante Networkのオプションカードを発表しました!
Apogee謹製のAD/DA品質で96kHzで最大32の双方向チャンネル、192kHzまでの最大16の双方向チャンネルの伝送が可能です。現在はまだプロトタイプで、詳細な発売日・価格については年内に発表予定です。
さらにApogeeのプロダクトスペシャリストであるCarl Himmelman氏に同製品について紹介していただきましたので、こちらは動画でご覧ください!
Apogee FX Rackに新たなプラグイン追加 & トライアル版リリース!
前回のNAMM 2018で話題になったEnsemble ThunderboltとElementシリーズの内蔵FPGAベースで動作するプラグインシステム、FX Rack。ダイナミクスおよびEQプラグインとして、DAW上のネイティブ・プラグインとして、またApogeeインターフェイス上でハードウェア・ベースのFPGAエフェクトとして動作します。ハードウェア入力とリンクさせるパラレル・オペレーションが可能なため、複雑になりがちな低レイテンシー・プロセッシングのワークフローを、よりシンプルに扱うことが可能になります。
前回はモダン・ダイナミック・プロセッサー「ModComp」や7バンド・モダンEQ「ModEQ 6」などが顔見せしましたが、今回新たにPULTECスタイルのヴィンテージEQ「EQP-1A」とオプトタイプのヴィンテージコンプレッサー・リミッター「Opto-3A」が登場しました!
そしてAES初日である現地時間10月17日よりEnsemble・Elementシリーズユーザーはトライアル版がダウンロード可能に!新規でEnsemble、Elementシリーズを導入しても後からトライアル版がダウンロード可能です。
こちらもCarl Himmelman氏によるFX Rackについての紹介動画がありますので、合わせてご覧ください。
Ensemble・Element 24・Element 46・Element 88のハードごとにはプラグインの処理能力の差はないとのことです、そのためユーザーはプラグイン処理能力ではなく純粋に入出力数などでハードを選ぶことができます。
また、プラグインインサート数はPultecスタイルのEQP-1Aなら40本インサート可能です。
また、現在Ensemble、Elementシリーズのユーザー向けに配布されているのはあくまでもCPUベースのNative版。2-3週間後にFPGA版がリリースされ、Ensemble・Elementユーザーは永久ライセンスが後日付与されるとのことです。
今回追加された「EQP-1A」はPultec社に事前に開発許可を得てから開発がスタート、プラグイン自体は全てApogeeが作っていますが、開発途中で何度もPultec社がサウンドチェックを行っています。現在Pultec社の製品を模したプラグインは数多くありますが、今回の「EQP-1A」は唯一そして初のPultec社のオフィシャルプラグインなのです。
Apogee
https://www.apogeedigital.com/
Writer.アレシア美奈子
記事内に掲載されている価格は 2018年10月18日 時点での価格となります。
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