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メディアインテグレーションブースでは、「次世代テクノロジーの響宴」として、
・AWS上でのクラウドミキシング
・GPUを用いたオーディオ処理
・非圧縮でのATMOSリモート収録
・A.I.プロセスの最先端
といった、ミュージック/ポスト双方の未来を担う次世代テクノロジーが集結されていました。
Waves CloudMX
ここ数年、急速に広まったリモート環境での楽曲制作ですが、CloudMXはAmazon AWS上で音声を処理する音声ミキサーです。通常は各手元のDAW内にあるミキサーを、クラウド上に置きユーザー間で共有することで、例えば、大勢のチームを有するゲームサウンドチーム、海外に点在する作家たちによるコライト作業といったようなシーンで有効活用できそうですね。Cloud MXはLV1 Mixerの完全移植とな理、高品位なAudio Mixerとプラグインが使えるということが大きな魅力です。オーディオにもクラウド化の波が来ています。まずは、配信などのリモートシステムからスタートになると思いますが、いち早く高品位ミキサーをクラウド上で実現したWAVESは一歩先んじていると感じですね。
国内展開の詳細、時期が決まり次第、Rock oNサイトでお知らせしますが、現在、本国サイトに記載されている料金体系は以下の通りです。
1週間 $400
1ヶ月 $750
1年 $7,500
https://www.waves.com/mixers-racks/cloud-mx-audio-mixer
AUDIOMOVERS
メディアインテグレーションにより国内展開が開始されたAUDIOMOVERS。国内でも、サウンドエンジニアをはじめとする多くのプロフェッショナルユーザーが現在必須のツールとして使っているのは、そのサウンドクオリティの圧倒的な高さにありますね。
今回のInterBEEに合わせ、本国のUKからMirek Stiles 氏とIgor Maxymenko 氏が来日。「世界をつなぐプロジェクトを実現Audiomovers LISTENTO」と題し、ブース内でセミナーが開催されました。
このセミナーで特に強調して紹介されたのはBINAURAL RENDER FOR APPLE MUSIC。DAWで作業しながら、Apple MusicでのDolby Atmos 7.1.4 セッションのサウンドがApple Music でどのように聞こえるかをモニタリングできる様になり、MacではLogic Proユーザー以外のDAWユーザー、また特に、Windows環境でDAWを使っているユーザーにとって、ワークフローを大幅に簡素化することが可能になります。ドロップダウンメニューから、音楽用2つと映画用1つの合計3つのレンダリングプロファイルが用意されており、対応するヘッドフォンやシステムに対するヘッドトラッキングと個別のHRTFもサポートされています。また、プラグイン内でミックスからチャンネルを単独で聴取したり、ミュートにしたりするための各チャンネルのソロとミュート機能もあります。
現時点では下記サイトより$79.99で販売中
https://www.minet.jp/brand/audiomovers/top/
Immersive ZONE
最新フォーマットツールや非圧縮の遠距離収録等を体験できるコーナーが展開。360 Reality Audioを制作する必須ツール360 WalkMix Creator™のワークフローを、実際にリリースされた楽曲 Ayano Haraguchi『Moen』を元に紹介。360 Reality Audioの制作推奨スピーカー配列 13.0chのスピーカーとしてFocal ST SOLO 6がセットされており、イマーシブ音楽の制作に興味をもつ来場者様が替わりがわりに体験されていました。
Focal 3Wayフラッグシップモデル ST TRIO 6を最速展示
Focal ST TRIO 6の最大の特徴は1ウェイと2ウェイのモニターに切り替えられる2種類のフォーカスモードを搭載し、1台で3台の分のモニターとして活躍します。ベリリウム製インバーテッド・ドーム・トゥイーターを搭載し最大40kHzまで再生。また、5インチのミッドレンジと8インチのウーファーにはW サンドウィッチ・コンポジット・コーンを採用。既発のSOLO 6やTWIN 6と同様、TRIO 6もFocalの最高技術を採用しています。
TRIO 6は2種類のフォーカスモードを搭載。フォーカスモード 1では、5´ウーファーは100 Hzから15 kHzのフルレンジで動作し、ツイーターと8”ウーファーはシャットダウン。フォーカスモード 2では、5´ウーファーとツイーターが80Hzから40kHzまで動作し、8”ウーファーのみがシャットダウン。
別売のフットスイッチ・ペダルで切り替えをコントロールでき、スピーカー背面のスイッチでフォーカスモードを選択しておけます。(“1 “または “2”) または、別売のデュアルフットスイッチペダルで、フォーカスモード(右スイッチ)をアクティブにし、フォーカス1とフォーカス2(左スイッチ)を入れ替えることもできます。この場合、スピーカー背面のスイッチは “1+2 “になっている必要があります。
https://www.minet.jp/brand/focal/st-trio-6/
NI / iZotope ZONE
メディアインテグレーションの新規取扱ブランドとなるNative Instrumentsブースでは、すでに発売され、話題を集めている新世代コントローラー Kontrol S mk3、TRAKTOR X1が展示。
Native Instrumentsの2製品に関してはこちらもご覧ください。
また、そのすぐ隣では、Ozone 11をはじめとするiZotope製品を展示展開。
MEDIA INTEGRATION
https://www.minet.jp/
記事内に掲載されている価格は 2023年11月16日 時点での価格となります。
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