FETとチューブサウンドを1本で切り換えられるLCT 940、ダイナミック式とコンデンサー式 2つのダイヤフラムを1本のマイクに仕込んだキック用マイクDTP 640 REX 等々、これまで見たことも無かったような、しかしこんなマイクがあればいいのに、というアイディアをプロダクトに昇華し続けているLEWITT。
先日のNAMM2016でアナウンスされていたLCT640 TS。musikmesse2016 LEWITTブースでも、注目を集めていました。
LCT640 TSはラージダイヤフラムのコンデンサーマイク。フロントとバックにそれぞれダイヤフラムを持つデュアルアウトプットモードが1番の特徴。同梱されるプラグイン “Polarizer”との併用で、例えレコーディング後でも指向性をオムニ〜フィギュア8までシームレスに細かく変化させることが可能になり、レコーディングしたサウンドの空間イメージをコントロールすることが出来ます。
また、他にマイクを用意する事無く、LCT 640 TSのみでM/Sレコーディングを行う事が出来ます。この場合、フロントのダイアフラムがleft-sideチャンネル対応になり、バックのダイアフラムがright sideとして働きます。DAW上で2つのトラックを作り、それぞれの入力をフロント、バックに割当てミックスでステレオ幅を調整しれば、M/S方式による広がりを作る事ができます。
出荷開始は5月の予定です。
Writer : Tsuneyoshi
記事内に掲載されている価格は 2016年4月10日 時点での価格となります。
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