XStream EFSシリーズは、RAID6構成を備えたドライブストレージノードをベースに、独自のファイルシステムでポストプロダクションのワークフローに特化した製品。NAB 2018では、多彩な追加機能をサーバーへ追加する、FlowにStoryという簡易編集機能の追加、更にQuality Cheack用のQsyncも加わりトータルシステムとしての完成度を高めています。
シングルノードでも、クラスター構成でも完全な冗長化システムを構築することが可能なEditShare。ノード間でのRAID 5のような独自の分散書込処理により、ノードが増えた際に分散処理負荷が増えることによるパフォーマンスダウンを最低限にしています。今回はさらにスケールアップし、最大20ペタバイトの容量をサポートしたそうです。
さらに、EditShareソリューションのFlowはwebベースのアセット管理画面を持ち、メディアの管理を行うことができる。これまでは、ノードにアクセスしての操作だったが、ブラウザベースに移行することでEditShare以外のサーバーも管理することが出来るようになったとのこと。例えば、ユーザー毎にどのファイルにアクセスしたか、また逆にこのメディアをどのユーザーが操作したかを、ユーザーインターフェースで簡単に素材の管理ができます。
Flowのその他のツールとしては、ビデオ編集機能のStoryやロギングを行うLoggerなど、これもwebベースのアプリケーションで、わざわざその機能を使うためにインストールをする必要がありません。ちなみに、StoryはLightworksのエンジンを活用しているとのこと。
またNAB2018で初めてお披露目されたQScanは、Quales社を買収し、新しい製品としてEdiaShare社からリリースされています。これにより、ファイルベースのコンテンツ配信を世界標準に準拠させるために使用することができます。一般的な標準のテンプレートを使用することも、カスタマイズしたテンプレートを使用することもでき、非常に迅速かつ簡単に管理できます。さらにIMFファイルにも対応済みです。
Writer. Yosuke
EditShare
www.editshare.com
記事内に掲載されている価格は 2018年4月11日 時点での価格となります。
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