会場の入口を入ってすぐのところにあるMET 360 Studio。こちらでは、一日中360VRに関しての公開セッションが行われています。やはり360VRはNAB 2017のキーワードの一つ。VRパビリオンも昨年以上の盛り上がりを見せ、多数の出展者が集結しています。一つ一つご紹介が難しいので、メーカーごとにまとめて紹介してきたいと思います。
NOKIA OZO
VRパビリオンでもひときわ大きく立派なブースをかまえているのがNOKIA。OZOというハイエンドのVRカメラを展開しています。
https://ozo.nokia.com/vr/Insta360
iOS用の製品が爆発的なヒットとなったので、ご存じの方も多いかもしれませんが、当初より、製品化を進め認知度の高いメーカーInsta360。iOS用、Andoroid用、そしてプロ向け 3つの製品展開を行なっています。
https://www.insta360.com/Sonicam
来月からKickstarterでの出資をつのるという、まさにStart Upな出展を行なっていたのがこちらのSonicam。ハイエンドな製品を考えているよう。そのスペックは、、、
・9個のフィッシュアイカメラ
・4K@30fpsのLIVE-Output
・64個のマイク!!
となっています。基本は、7次オーダーのAmbisonicをベースにした高精度なものを考えているということです。Kickstarterで順調に資金が集まれば秋には発売したいということ。
http://sonicam.co/
voysys
なんとも贅沢なARRI ALEXAを使ったリグを展示していたメーカー。この一式でいくらするんだろう。。。などと野暮なことを考えながら見てしまいました。LIVE VRマルチカムなどの製品をラインナップしています。
360RIZE
他のブースでもよく見かけたGoPro用のリグを中心にラインナップしているメーカー。台数ベル、また、津城のCamera Mount、水中用のハウジングなどの展示もありました。
https://www.360rize.com/2016/07/360heros-is-now-360rize/
VUZE
コンパクトなVRカメラ。4つの面に2つづつのカメラを配置し、これ一台で3D VRが撮影できるという製品。マイクは4本各角に仕込まれていてAmbisonicでの収録が出来るということです。
http://www.vuze.com/?lang=ja_JP
360Designs
VR撮影用のRIGや、ライブ配信用のアプリケーションを販売しているメーカー。Blackmagic製のカメラと、VR撮影用のフィッシュアイレンズの組合せでGoProよりも一段上のクラスの提案を行っていました。
METTLE
SKYBOX SUITEというAfter Effect/Premier用のVRプラグインを展開。制作用のアプリケーションになります。
HERE 360+
不思議な形をしたこの物体、実はマイクです。8つのマイクでomni-binauralの録音を行います。Unity,Wwise等のエンジンにはこのサウンドフォーマットを直接取扱うプラグインがあるということ。現在、出資者を募り製品のシッピングに向けて準備を進めているとのこと。そのサウンドは、なかなかの臨場感を持つもの。
後は、お話を聞くことのできなかったブースですが、様々なアプローチを行っていることを感じ取っていただければと思います。総合的に見て、収録用のカメラよりもライブストリーム向けのもののほうが多かったように感じています。先ずは、臨場感を重視して、空間を送り出すという方向なのでしょうか?今後の動向から目の話せない分野ですよ!!
TORUS MEDIA LABS
http://torusmedialabs.com/tutorials/
Digital Domain
http://digitaldomain.com/Sphericam
MOOOVR
http://mooovr.com/VRCHEL
世界初のVRコンテンツ解析が可能な人工知能 VRCHEL。360度ムービーと音声を同時に認識し解析。そこに写っている人、物、音などを学習していきます。シーンやストーリーまで認識でき、VRコンテンツをユーザーがどう楽しんでいるのかなどの解析が可能。コンテンツメーカーはユーザーの趣向や行動パターンを知ることができます。
ybVR
記事内に掲載されている価格は 2017年4月27日 時点での価格となります。
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