今年のNAB 2018で一番話題を集めていたのがこちらのPocket Cinema Camera 4K。すでにポケットに入るサイズではないというツッコミは置いておき、これまでのPocket Cinema Cameraとは全くの別物となったこちらの製品。
いくつもの新しい機能がありますが、先ずはその入力端子にAudio INがついた、ということ。マイクの外部入力を受けられるmini-XLRでの搭載となっています。もう一つはUSB端子。これは外部ストレージを接続することで、直接記録が可能となっているというもの。実際にUSB 3.1接続のSSDに直接記録をしてすぐに隣りにあるDaVinciでプレビューを行うというデモが行われました。内蔵出来る記憶媒体はSD or CFとなっています。
プレスリリースでPocket Cinema Camera 4Kの実機が登場した際の会場は、この様な雰囲気に!注目度の高さを感じませんか?
価格はこちらの通り。機能を考えたら安いとしか言いようがありませんね。$1,295で9月の出荷開始予定ということです。
それ以外の新製品もご紹介していきます。
こちらが、ATEM Television Studio Pro 4K。昨年発表のHD版の4K化のみかと思って聞いていたら、数多くの機能追加が行われていました。その中でも注目はAudio Mixerの強化。
写真の通り、Fiarlight譲りのEQ / DYN処理が搭載され、チャンネルごとのDelay設定も行えるようになっています。mono-stereoの処理、パンニングなども高精度に行うことが出来るようになったということです。価格は$2,995ですぐの出荷ということです。
こちらは、ATEM Camera Control Panel。価格は$2,995。4台のURSA Broadcast Cameraをコントロールすることが可能な製品。ATEM Switcherの外部フィジカルコントローラーで、ATEM Switecherに接続されたURSA Braoadcast Cameraのコントロールを行う製品ということ。残念ながら、他のカメラコントロールには対応していないということですが、カメラ本体の価格などを考えても、衝撃的な価格でシステム構築が可能となりますね。
それ以外にも上記の4機種のコンバーターが登場。機能は機種名の通りで特徴的な部分はありませんが、SDI – HDMIのCross convertorは別解像度でも使えるということなので便利そうですね。最後にHyperdeck Studio miniのh.264機能がアップデートというニュースがありました。1/3ラックサイズで4KのPlay/Recが行えるハードウェアということで高い人気のこちらの製品も、ブラッシュアップが行われています。
Writer. Yosuke
BlackMagic Design
https://www.blackmagicdesign.com/jp
記事内に掲載されている価格は 2018年4月10日 時点での価格となります。
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