YAMAHAのブースではLive Sound向けのコンソールが多くの展示スペースを占めていますが、反対側にはしっかりとNuage-Nuendoの展開も行われています。そこでは発売間近のNuendo 10のプレビューが行われていました。
パッと見た目にもCubase似合わせて大幅にGUIに手が入れられているのがわかりますね。
アイコンを多用し直感的にわかりやすくというコンセプトが感じられます。従来の強力な検索機能とともに使うことで、ダイレクトに狙った機能にアクセスできるように工夫がされています。
プラグインはこのようにサムネイル表示されるようになっています。他のことを考えながらの操作が多いプラグインのインサートなどのタイミングで耳ではなく、視覚を使って操作が行えるのが嬉しいですね。
ミキシングエンジンもブラッシュアップされ、32bit整数が追加されています。これは、昨年発売されたフラッグシップI/O ARX4Tとの連携で32bitでの収録、再生が可能になったことにより追加された機能ということです。
こちらは、SoundDevice社のField Recorderで収録した素材のメタデータをNundeoで反映できるようになったという機能。タイムコード情報など収録時につけたメタデータがNuedno上でも反映されるようになります。
そして新しいプラグインが3種類ありました。1つ目がこちらのvoice designerで、これは声の加工を専門とするプラグインです。ロボットボイスにしたり、ピッチを変えたりといったことをするプラグインですが、声に特化しているので、フォルマントを極力残したエフェクト効果を得られます。かなり高性能なので是非とも試してみていただければと思います。
こちらはAudio Allimentというツール。ターゲットのクリップと修正したいクリップを選択してプロセスをすると、アライメント(時間的な位置)を自動であわせてくれるというもの。アフレコした際など、オリジナルの位置に自動で合わせ込むことが可能となります。下段のクリップの点線が、修正するために切り刻んだ箇所。
最後はドップラー。その名の通り、ドップラー効果を得ることのできるプラグイン。これもプラグインにタイムコード情報を入れることで面倒なオートエーションを書かずにドップラー効果が得られるというすぐれものです。
Nuendo 10は、今月中にはリリースできる予定だということです。是非ともお楽しみに。
Writer. Yousuke
YAMAHA Nuendo10
https://japan.steinberg.net/jp/products/nuendo/nuendo_10_preview.html
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記事内に掲載されている価格は 2019年4月10日 時点での価格となります。
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