2017年11月にBaidu公式AIスピーカーを開発するなど今後の躍進が期待できるTeenage Engineeringからイカした新製品が登場です!
ここでご紹介するのは 電卓型電子楽器 Pocket Operator(略:PO)の新作『PO-33 K.O』と『PO-35 speak』。いつものPO以上に今回の新作実用的。制作やライブステージで実戦投入したくてワクワクしますよ!
メタル・シリーズ
今回登場した PO-33 K.O!(銀)とPO-35 speak(銅)に加えて、先に発売されているPO-32 tonic(金)の3種類のPOはメタル・シリーズという兄弟製品となるそうです。それぞれの色にふさわしいピカピカとひかるパッケージはなんとも所有欲をくすぐりますね。
このメタル・シリーズはPOシリーズ第三世代シリーズにあたり、以下の共通点があります。
以上を踏まえて新作2機種ご紹介です!
PO-33 K.O!
PO-33 K.Oはいつでも好きな音をサンプリングして演奏できる、POシリーズ待望のサンプラーです。サンプリングは内臓マイクはもちろんライン入力でも可能。
K.Oのシーケンサーには音ネタをクロマティックに演奏できる「メロディックモード」とワンショットの「ドラムモード」が用意されており、それぞれ8個ずつのスロット(サウンドバンク)に音ネタをアサインしてメロディ&ドラムでライブを楽しむことができます。音ネタは合計40秒までサンプリングできるので十分でしょう。
https://youtu.be/kUYWiyfkNpA
さっそく遊んでみました。とにかくあっという間にサンプリングできて即音出しができたのが印象的。慣れてくれば次々音を重ねていけそう。ちなみにサンプリングした音のクロップは2つあるノブと耳を使って行うので思いのほか正確に切り取ることができましたよ。
PO-33 K.O!は2月半ばごろの発売予定。価格はPO-32 Tonic (¥11,800)と同じくらいになるということです。
PO-35 speak
続いてPO-35 speakは、サンプリングしたボーカル(声)に特化したボイスシンセサイザーとリズムマシンが一つになった電子楽器。PO-32 tonicと同じくsonic chargeと共同開発されています。となればリズムマシンはsonic charge製ということで「クラブで鳴らしても通用する」とされる高品質なエレクトロサウンドが特徴。
ボーカルシンセは8種類のボイスキャラクター(ボコーダー、ノイズ、ロボット、エイリアン…など)を持ち、内蔵マイクで録音した声を「声ネタ」に変えます。サンンプリング出きる声は1種類のみですが、約14秒ほどの長さを録音でき、スタート/エンドポイントを任意で選べるので、一気に長く録って好きな部分を好きな音色にすればバリエーション豊かなトラックを作ることができます。
声ネタは任意でピッチを変えられるため、歌わせることも可能。sonic charge製のドラムと変化自在の声ネタで、うまく作ればフューチャーベースの根幹になるようないまどきのトラック構築が即興で作れてしまいます。
PO-35 speak もK.O!と同じく2月半ばごろ、¥11,800前後で発売となります。
https://youtu.be/RwT_sBvB6m0
POシリーズ第三世代のメタル・シリーズ。発売中のPO-32 tonicと全部合わせて遊んでみたいですね。
Teenage engineering
https://www.teenageengineering.com/products/po/metal#po-33
Writer.Tomita
NAMM 2018期間中にTwitterで開催中の「教えてあなたのNAMMベスト」の抽選プレゼントは今回ご紹介したPO-35 speakです。あなたもぜひ参加してくださいね!
記事内に掲載されている価格は 2018年1月26日 時点での価格となります。
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