NAMM2019一日目の幕開けはNative Instruments CEOのDaniel Haver氏による新製品のプレゼンテーションでした。昨年発売され、すでにプロのコンポーザーやアレンジャーの必携アイテムとなっているNative Instruments KOMPLETE 12 Ultimate Collector’s Editionは、Rock oN AWARD2019の最も優れたソフトェア音源に送られる「Instruments Soft Award」を見事受賞しましたので、記念のトロフィーをDaniel Haver氏に直接お渡しし、ユーザー評価やリクエストなどを伝えて来ました!
今回のNIの発表は非常に内容が多彩でした。
KOMPLETE AUDIO 1は、ボーカル⽤のXLRマイク⼊⼒、ギターやその他の楽器⽤の1/4”TRSライン⼊⼒といった2系統のモノラル⼊⼒端⼦を装備し、ソロミュージシャン、またはポッドキャストやビデオブログなどスピーチを録⾳するクリエイターにもお薦めです。
⾼⾳質は⾔うまでもなく、Ableton Live Lite、MASCHINE Essentials、MONARK、NI製エフェクトなど、⾳楽制作に必要なソフトウェアが付属しますので、すぐに作業を始められます。価格は12,800円で、3⽉20⽇発売です。
⼿軽にステレオレコーディングが可能なKOMPLETE AUDIO 2は、ミュージシャン、ビートメイカー、パフォーマーがアイデアのスケッチ、⾼⾳質の⾳楽制作や演奏を⾏うのに最適です。2つのコンボジャック(XLRと1/4”TRS)を搭載し、シンセ等の外部機材をステレオで録⾳できます。この製品にもAbleton Live Lite、MASCHINE Essentials、MONARK、NI製エフェクトなど、⾳楽制作に必要なソフトウェアが付属します。価格は16,800円、発売は3⽉20⽇です。
KOMPLETE KONTROL M32は、ポータブルでリーズナブルなNI初のマイクロサイズキーボードです。NIとNKSパートナーの種類豊富なインストゥルメントやエフェクトを直感的に操作できます。NI独⾃開発の鍵盤と、演奏や創作意欲を刺激するSmart Play機能が素早くアイディアを捉えます。モバイル用途でかなり需要が高そうです。鍵盤のタッチもミニ鍵盤に良くあるペシペシいう感じではなく、自然なタッチが好印象でした!価格は14,800円、発売は3⽉7⽇です。
そしてKOMPLETEシリーズがまさかの無料DL版を発表。その名もKOMPLETE START。LAZORBASSやSUPERCHARGERといったインストゥルメントとエフェクトが17種類、そしてEXPANSIONS SELECTIONなど2000以上のサウンドを収録。無料で手に入れられる商品でこの豊富なライナップは嬉しいですね。誰でも音楽制作の世界に飛び込むことができますね。今年2月からスタート予定。
さらにMASCHINE SOFTWAREの最新Ver.である2.8が発表に。Sounds.com との連携機能が装備され、 Sounds.com をビートメイキングの中心として利用できるようになりました。オンラインで同期したタグ付のサンプルとループが MASCHINE のブラウザーで表示され、MASCHINE ユーザーは拡大を続ける膨大なサウンドライブラリーにアクセスでき、あらゆるジャンルの音楽制作に対応できます。これは同期して表示されるサウンドがきちんとジャンルで分かれていて、提案される形で表示されるようになるとかなり盛り上がりそうですね。こちらも2月にアップデーターを公開予定とのこと。
さらにTRAKTORのライトユーザー向けだったTRAKTOR DJも2にアップーデート。iOSだけでなくmacやwindowsでも使えるようになり、iOSとmacの両環境に対応する初のアプリケーションとなりました。さらにTRAKTOR DJ2はsoundcloud Go+を読み込めるようになったため、soundcloud Go+上にある世界中の音源をガンガンプレイリストに組み込むことができるようになりました。これはホームパーティなどで重宝しますね。欲を言えば、spotifyなどにも今後対応してくれるとさらに最高になりそうですね!今年の春からリリースされ、Traktor S2 MK3には無償で付属するとのこと。
Native Instruments
https://www.native-instruments.com/jp/
Writer. Shibuya
記事内に掲載されている価格は 2019年1月25日 時点での価格となります。
最新記事ピックアップ