Lauten Audioは新シリーズとなるSynergyシリーズを展開。LS-208(現地価格$899)はフロント・アドレスのダイヤフラムを採用した放送・ポッドキャストなどの配信、そしてライブステージを想定した新モデル。
一見サイドアドレスのような姿ですがマイクの頂点の方向にダイヤフラムが向けられており、軸外となる真後ろ方向270°の音声を排除して放送に必要な明瞭な音声を収録します。ショックマウントはもちろん、ハードマウントやウィンドスクリーンも同梱されるようです。フィルターは上下とも2パターン(LP 8kHz/10kHz 、HP120Hz/50Hz)切り替え可能となっており多様な現場に対応できそうです。
そして208の向き違い(!?)とも言えるのがLS-308(価格未定)、珍しくもT字型のようなルックスです。
ちょうど208の向きを変えた形で銀色側がダイヤフラム正面となり黒いオフアクシス方向の音声をカットします。208/308のSPLスペックは135dbですのでキックやギターアンプにも立てられます、ましてレコーディングに実績のあるLautenとなれば尚更。形に一工夫してが必要となったのも頷けます。またユニークなのはマウントで筐体の中ほどに直接スイングアームでマウントされる方式で、これもまた手早くセッティングを決められるシンプルな機構。
なお、SynergyシリーズのハンドヘルドとしてLS-108も展示されていました。これまで培ったレコーディングマイクのノウハウを新たなフィールドで発揮させるLauten Audioの新モデル、国内でもぜひ試してみたいところです!
Lauten Audio
https://www.lautenaudio.com/
記事内に掲載されている価格は 2019年1月28日 時点での価格となります。
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