GENELECは名機1032を彷彿させるサイズ感とルックスの「S360」をフロントに展示、こちらはサブフーファー「7382AP」とともに8月の発表を経てつい先日販売が開始されたばかり。S360は118dBというラージ並みのハイSPLでサイズ以上のパワフルさ、バスレフはスピーカー底面の両サイドに備えており、スタンドに設置する際にもIso-Plate™称されるインシュレーター部分で持ち上げて設置面と分離、振動と気流をコントロールして正確な低音域を再生します。
このクラスの出力となると部屋の環境や設置方法も整えて共振対策したいところですが、GLMにも対応しておりキャリブレーションをとってスピーカーが持つ本来の持ち味を如何なく発揮できるのもGENELEC製品のアドバンテージです。
奥のプレゼンスペースに進むとGENELECが注力している「IMMERSIVE」環境が用意されていました。各展示会でも同様のDOLBY ATMOS 7.1.4での環境を構築していますが、今回は同軸の8341Aで周囲をぐるりととりかこみ天井を見上げると「GLM」のアピールとともにワンサイズ小さい8331が4台。もちろん梁に固定されていますが一見すると天井幕に吸い付いているようで驚きます、展示会では各社環境構築に苦心されていますが現地で見ると空間の演出も兼ねてなるほどのハイト設置。
正面にはS360ももちろん設置されています。Loud & Clearを掲げるS360はニア、ミッドフィールドのサイズながらラージの能力を備え、さらに1032と比べるとかなり深めなウェーブガイドで特長となるロングスロー、長い到達距離を実現。それもイマーシブ環境でより没入するために「歪みのない、離れても変化のない音場」が必要と考えて開発されたそう。これからのスタジオ環境に求められる多様性、イマーシブな環境にいち早く回答を出して提案を続けています。
GENELEC
https://www.genelec.com/
記事内に掲載されている価格は 2019年1月25日 時点での価格となります。
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