NAMM 2019 DAY4:MOTU
MOTUはDP10を発表しました。今回のメジャーアップデートでは、オーディオ、MIDIクリップをリアルタイムにトリガー可能なクリップウィンドウの実装や、Zynaptiqテクノロジーによるオーディオのストレッチ機能の強化、マルチサンプル音源の追加、VST3プラグインフォーマットのサポート、など、大量の機能追加、強化が施されています。
新機能
- オーディオ、MIDIクリップをトリガーするClip Windowの実装
ライブ、コンサートの音源送出において、絶大なシェアを誇るDP。オケだしのポテンシャルを引き出すClip WindowがDP 10から追加されます!これによりシーケンスの再生に加えて、ワンショットのトリガーや半手動シーケンスなど、多様な用途にも対応できるようになります。 - Zynaptiq™ ZTX PRO™テクノロジーによるストレッチオーディオ機能の追加
Clip Windowsの追加とともに、各オーディオクリップに対して、オーディオストレッチが行えます。Zynapticのテクノロジーのもと、多様なオーディオ検出アルゴリズムで、プロジェクトに対して適切なオーディオ・ストレッチの処理が施せます。 - ビート検出機能の強化(BEAT DETECTION 2.0)
- 各種バーチャルインストゥルメント、ループ、クリップ、プラグインを瞬時に検索できるコンテンツブラウザ機能の追加
- ウェーブフォームエディターの機能強化
- VST3プラグインフォーマットのサポート
- マルチサンプルのアコースティック楽器、シンセ、ループ、フレーズの5GBライブラリが付属
UVI Workstationで機能する、MOTU MachFive 3をベースとしたサウンドバンクが追加。5GB、100種類以上のサウンドやループが標準で搭載されます。 - Scalable UIは全体の拡大、縮小がショートカットコマンドで調整可能
メインウインドウやサブウインドウをはじめ、最新の高解像度ディスプレイでも視認性の高い表示に対応します。画面の拡大縮小に対応し、文字や画面が見づらい!というストレスから解放されます。 - Shift +スペースキーを押してRun Commandウィンドウを開くだけで、Digital Performerのすべての機能にすぐにアクセス
- イベントリストクイックフィルターによるイベントリスト編集の高速化
DP 10は近日中に発売が予定されているとのことで、2018年11月以降にアップグレードを含むDP 9シリーズをお求めいただいた方は、発売後に無償でDP 10アップグレードが提供される予定。また、販売価格は現行のDP 9シリーズの価格とほぼ同等となる予定です。
Writer : Tsuneyoshi
MOTU
http://www.motu.com