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ついに始まったProlight + Sound Guangzhou ! (Guangzhou:広州の中国語発音。グアンジャオと読む)
私は日本から。ほかには中国/韓国/台湾は当たり前、マレーシア、イタリア、なんとブラジルからも各メディア記者達が訪れています。そしてこの画像は会場15分前のエントランス。現地の人たちもプロから一般人まで、とても期待して来場しているようです。来客者は実に様々な人種の坩堝。中国という場所柄もあり、中近東やロシアからもたくさんのオーディオ関係者がやってきます。
Prolight + Sound Guangzhouはこんなに注目されているのですね。
YAMAHA
楽器販売や音楽教室、製造など。中国に複数の業態の支社を持つYAMAHAのブースです。2016年10月にはAES67対応で話題になったDanteソリューションの普及を牽引します。
VCMアナログモデリングでサウンドメイクの楽しさをエンジニアに提供してくれるフラッグシップSRコンソールRIVAGE PM10。熱心に試していた彼は中国のPAエンジニア。Danteの普及について尋ねると「中国といっても広いので、全ては把握できない。でも今すぐにでも使いたい。」とのこと。
持ち出しPAも余裕のラック型コンソールTF-Rackを中心としたそのソリューション展示。コンパクトさというのはここ中国ではさほど大きなメリットと受け取られていないような気もしますが、タッチパネルによる操作性と利便性がウケているとのことです。
タッチパネルといえば、広州市街の公共施設やホテルの設備など、タッチパネルを始めとする接触センサー系のレスポンスが日本と比べてワンテンポ遅い気がします。そのせいでしょうか、このタッチパネルを驚きながら触り続けている人もいました。
中国での展開としてYAMAHAは現地の代理店を経由した製品販売も行っています。そのためYAMAHA製品の展示はここだけではなく、会場内いたるところにあります。さすが世界のYAMAHA。強大な信頼と人気を勝ち取っています。
YAMAHA
http://www.yamahaproaudio.com/japan/ja/
Avid , SSL , DPA , GRACE Design ,Tube-Tech , Eventide
Rock oNでもおなじみのトップブランドばかりを扱う代理店のブースです。Prolight + Sound Guangzhou では海外メーカー独自のブースというのは珍しく、このように代理店がブースを作り、取り扱いブランドをずらり並べていることが多いです。
Avid S3 と Pro Tools | Dockのソリューション展示。もともとライブコンソールとして開発された堅牢性と優れたフェーダータッチを持つEuConコントローラーS3の可能性を、Pro Tools | DockのiPadを使ったタッチパネルが拡張します。Rock oNでも推奨するセットです。 iPadが気になってしょうがなかったのですが、次へ行きましょう。
Dante I/Oを搭載し、「2」へ進化したSolid State Logic Nucleus²。「2」は2倍ではなく2乗の意味です。タッチセンス付き100mmモータライズフェーダー。最大3台までのDAWをボタン一つで切り替えられるなどの利便性も持つ、拡張性の高いマルチDAWコントローラーです。サミングシステム Sigmaのチャンネルフェーダーも直接コントロールできるので、ぜひ一緒に展示して欲しかったです。
さすがDPAは人気。用途別のマウントアダプタを変えるだけで様々な楽器録音に対応するd:voteシリーズが特に人気のようです。会場内にはmy二胡を持った演奏者らしき男性の二人組が、マイク関連ブースをいくつも訪れているところを見ました。広州は二胡の名工や名奏者が多いため、そういうニーズにも応えられるDPAは高い信頼を得ています。お土地柄ですね。
記事内に掲載されている価格は 2017年2月23日 時点での価格となります。
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