黒いアルミ筐体が一貫した世界観を作り上げているTwisted-Electronsブース!
新製品Crazy8は MIDIとCV両対応のハイブリッド8トラックシーケンサー。4つのCV/Gateアウト、2つのMIDIアウト(MIDIトラックは8)、1つのMIDIインプット搭載。MIDIトラックは5つのノートのコードまで入力できるので、周りでモノシンセをひたすら走らせるシーケンサーというよりはもうちょっとパッド演奏などが得意そうでした。また、ステップレングスが調整できたり、シーケンス走行方向も4つから選べるのでポリリズミックなフレーズもありでした。
こちらはMOS Technology 6581/8580 SIDチップによるハッシュなサウンドが魅力の3ボイス・パラフォニックシンセ therapsid MKII。書き換え可能な99種類のプリセットがあり、9種類のジャンルに分けられています(BASS、LEAD、CHORDなど)。各ボイスの搭載波形は矩形波、三角波、ノコギリ波、そしてノイズです。ノイズはコンプレックスノイズと言われており普通のホワイト/ピンクノイズよりざわざわしたサウンド。
面白いと思ったのはフィルターがアナログのマルチモードであることです。SID特有のサウンドをマイルドなアナログ回路に通すことで非常に良い感じに汚れた感じのキャラクターでした。そのほか3つのLFOによる幅広いモジュレーションやアルペジエイターによるフレーズ作りなど、一台で楽しめる内容でした。個人的な印象ではVERMONA PerFourMerがデジタルっぽい尖ったサウンドになった感じでした!
acid8 MKIIはSID、303、Prophet系など16種類の波形とアナログフィルター、そして強力なDSPエフェクトを搭載したビッキビキなグルーブマシン。PWMができたりアルペジエイターが搭載されていたりとニヤリとさせられる仕様。エディターソフトを使ったパターンエディットも可能。これは欲しい。。
AY-3-8912サウンドチップを搭載した6ポリデジタルシンセモジュールのAY3。かなり小さな筐体にシーケンサーやアルペジエイターを詰め込んだ、こちらも単なる8-bitサウンド枠では収まりきらない魅惑の一台。コンセプトやルックスが定まっているブランドは見ていて楽しいですね!
Writer:Shibuya
Twisted-Electrons
http://twisted-electrons.com/
記事内に掲載されている価格は 2017年4月22日 時点での価格となります。
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