ELEKTRONブースに行ってきました!お目当はもちろんDigitakt!ELEKTRONといえばこの人、皆さんお馴染みDataline氏に事前にアポを取っておき、取ってきおきのデモンストレーションを披露してもらいました!
パーツにこだわり抜いて作られたDigitakt、自称式ボタンはエンコーダーが改善され叩いたときに鳴る「カチャッ」という音がほかのマシンに比べて小さいとのこと。素晴らしい!あのカチャカチャも好きですけどね!
デモに使った音源は8トラック全てサンプルです。トラックメイクの手法は今までのELEKTRONマシンと根本は変わらずさらに発展させてような、非常にスピーディあワークフローを実現。動画ではビートからカットしたような余分な音が多いキックのサンプルからエディットスタート。デジタルフィルターのキャラクターもパワフルで、ローパスで低域もっちりなキックをサクッと作成。
そこからベースサンプルを手早くクロマチックモードにして手引きで演奏して音色を調整し、ステップモードにさっと切り替え、ノートトリガーを打ち込みます。トラックごとに独立したディストーションが付いているのですぐに派手な音が作れますね。さらに打ち込んだベースをステップごとにノートやエンベロープを変えて流れのあるベースラインを瞬時に作成。この間20秒くらいでしょうか。そしてもちろんパラメータロックによってステップごとに異なるサンプルを割り当てできます。
全体的な印象として、筐体がコンパクトになり16ステップが2段になったことで、最初は慣れが必要かと思いますが、16分のハイハットを指二本で一瞬で打ち込んだりと打ち込みスピードが格段に上がりそうな印象です。ハイハットは適当に16分に配置した後、トラックを再生しながらサンプルの再生ポイントなどをつまみでグリグリ動かし、リアルタイムにシーケンサーに記録。あっという間にオーガニックなハイハットの出来上がり。Dataline氏の手さばきは見ていてうっとりしますね。
またトラックボタンを押しながらエフェクトのパラメーターを変えると全トラック一気にエフェクトかけることができ(おそらくマスター的に)かなりインパクトのあるサウンドを繰り出していました。
そのほかELEKTRONブースにはELEKTRONの全製品が展示されていました。
そしてこれはSUPERBOOTH会場入り口に設置されたアーケード風ELEKTRON展示。いやはや、遊び心を忘れないELEKTRONマシンは間違いなく今回の主役の一つでしょう。
一刻も早くDigitakt入荷してほしい!
Writer : Shibuya
ELEKTRON: https://www.elektron.se/
記事内に掲載されている価格は 2017年4月21日 時点での価格となります。
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