SUPERBOOTH 2017 DAY3 : Native Instruments
前回のSUPERBOOTHで全世界待望のReaktor 6 Blockを電撃公開し、長年のアップデートを待ちわびたファンを喜ばせたNative Instrumentsブース。今年はBlocks1.3のアップデート発表と共に新しいKodiakという5つのblockモジュールからなるシリーズが登場しました。Kodiakシリーズはアップデート時に無償提供されますよ!
今回もNative Instruments Product Design+Developerを務めるDave Forrestor氏にデモンストレーションをしてもらいました!
まずはDuality OSC。ウェイブ・シェイピングに長けたオシレータモジュール。Dave氏曰くソフトなサウンドからエクストリームなサウンドまで網羅。ティンバーモジュレーションのサウンドが非常に強力でダブステップやドラムベースのシンセベースに最適なサウンド!
そして次はFLIP GEN 。少し変わったトーンジェネレーターで、二つの周波数設定をスイッチすることで波形を偏重し、オリジナルなサウンドテクスチャーが生成できます。スイッチのスピードを上げればオシレーターの周波数をクロスモジュレーションした時に近いサウンドなり、面白いのがそこに「instability(不安定性)」なるパラメータを動かすことで一気に予想外のサウンドへ。
シーケンサーモジュールも二つ登場。Shift SequencerとCurve Sequencer。Shift SequencerはPitch、オクターブ、ベロシティ、ホールド、ゲートの5つのパラメータを持ち、それらの値をステップ毎に入力します。ステップレングスや走行方向は個別に自由にアサインできるため、非常にオーガニックなシーケンスが簡単に組めますね。
そしてCurve SequencerはMASSIVEのPerformerから着想を得たもので、複雑なステップモジュレーションに対応。Shift Sequencerと組み合わせることでafx analordみたいなサウンドがいけていました。
最後の一つはMorph Sequencer。母音、コード、高音のパーカッションのモーフィングができるかなりユニークなフィルターモジュール。なぜそのモーフィング!?と思いましたが、サウンドを聞いてオリジナリティに圧倒されました。
モーフィングさせたいパラメーターを自由にアサインしてXY軸でモーフィングします。母音のモーフィングは完全にdaft punk!すぐあの声になります。そしてコードモーフィングはドラマチックで美しく、その手があったかと思わせるサウンド。
どれも個性的で非常に楽しみです!
Writer:Shibuya
Native Instruments:https://www.native-instruments.com/jp/