最近拠点をニューヨークからベルリンに移したVerbos Electronics。新製品はすでに話題のBark Filter Processor。同社のHarmonic Oscillatorに似ていて、すぐにVerbosとわかるデザインですが、各帯域ごとに独立したアウトプットとエンベロープフォロワーを備える12バンドのフィルターバンクです。
ここで皆さん、Bark Scaleって知ってますか?これは音響心理学に用いられる尺度のことです。1~24の尺度範囲を持ち、今回Bark Filter Processorに採用されている周波数帯域は100Hz, 300Hz, 510Hz, 770Hz, 1.08kHz, 1.48kHz, 2kHz, 2.7kHz, 3.7kHz, 5.3kHz, 7.7kHz 10,5 kHz.の12個です。
各帯域のレベルは12本のフェーダー及び外部CV入力でコントロールすることができますが、そのほかにHarmonic Oscillatorでも搭載されていたSCANファンクションにより、フェーダーとは独立してダイナミックに制御することができます。
※電波干渉によりAノートに近いノイズが入ります。
2つのオーディオ入力はそれぞれが奇数/偶数のフィルターの帯域用に分かれていて、デュアル6バンドフィルタバンクとして使用することもできます。
752ユーロで発売中。
Verbos Electronics:http://www.verboselectronics.com/
Writer:Shibuya
記事内に掲載されている価格は 2017年4月21日 時点での価格となります。
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