芳醇なアナログサウンドでファンの多いdreadboxがpolyendとコラボレーションした強力なハイブリッドシンセ「Medusa」を発表しました。
何がハイブリッドかというとMIXERセクションを見るとわかります。アナログオシレーター3つとデジタルオシレーター3つを備えているからです。WAVE TABLEが使えるのは嬉しいですね。ただ音はデジタルっぽさよりもいわゆるdreadboxの力強いアナログサウンドが際立っている印象です。それでもかなりソリッドなサウンドでした。
特筆すべきは左側のPolyendのパッドコントーラーセクションです。64個のパッドはもちろんステップシーケンサーになるのですが、ノート以外に3つのパラメーターを同時にコントロールすることができます。パッド一つ一つにX(横)/Y(縦)/Z(押し込む)に対応するセンサーが付いていて三次元の動きに合わせて滑らかにパラメーターが変化します。
設定方法は簡単で、X/Y/Zそれぞれのターゲットを設定して、(モジュレーションマトリクスのディスティネーションと同じ考え方です。)アマウントを設定するだけです。あとは指でグリグリすると音が変わる変わる!さらに嬉しいことにそれらのパラーメータはステップシーケンサーに記録できます。つまりパラメーターロックですね。
またパッドはスケール演奏にも対応しています。VOICE メニューからSCALEを選んで、好みのスケールを設定します。サウンドがギャンギャン系で個性的なだけに、しっかりとしたメロディが作れるのは非常に嬉しいポイントですね。
アウトプットはモノフォニックで、ヘッドホンアウトはステレオになっています。USB端子はオーディオに対応していなく、あくまでMIDI/USBとして使用します。全体的に高級感があり、触った質感もとても良いマシンでした。
価格は1,000€で発売は6月を予定しているとの事。楽しみですね!
Writer:Shibuya
dreadbox:https://www.dreadbox-fx.com/medusa/
記事内に掲載されている価格は 2018年5月4日 時点での価格となります。
最新記事ピックアップ