本サイトでの Cookie の使用について

閉じるボタン

渋谷の音楽制作機材専門ショップ!豊富な展示製品の試奏、ご相談からシステムプランニングまで、お任せください!

head-love Created with Sketch. CREATOR
SUPERBOOTH18

04
May.2018
REPORT

SUPERBOOTH18 DAY1 : XOR Electronics

SUPERBOOTH18

こちらは昨年のSUPERBOOTH17でベータ版を取材したNERDSEQのトラッカースタイルのシーケンサーモジュール「Hybrid Tracker Sequencer」の完成版です。

★SUPERBOOTH17の記事はこちら

すでに発売もしていて価格は470€。12のCVアウトプットと6つのTrigger/Gateアウトプットを持ち、さらにサンプラー用の2つの独立したオーディオアウトプットも備えます。12のCVアウトプットはCV6にMOD6という分け方がされており、つまり1トラックにつき1CV/1Trigger/1Modアウトという構成になっています。またサンプラーも備えており、6Trackシーケンサー+2サンプルシーケンサーとなっています。サンプルの読み込みやOSのアップデートはSDカードで行います。

SUPERBOOTH18

シーケンサーは64ステップまで組めてトラッカータイプならではの素早い打ち込みやライブにも使えますね。面白いのがノート情報をエディットするときに、ノートとオクターブを別で変更できるところです。これのおかげでオクターブをいじった別バージョンのフレーズみたいなものが簡単に作れます。またシーケンサーはグライドやクオンタイズはもちろん、グルーヴや面白いところではPropabilityも操作することができます。偶発サウンドの面白さはシーケンサーにも必要ですよね!

SUPERBOOTH18

また、モジュレーションマトリックスのような機能もあり、ソースのLFOなども波形の選択からオフセット、インバートなど細かく設定できます。インターナルコントロールだけでなく、MODアウトからソース波形を出力できます。さらに複数のLFOをマージしてMODアウトから出力することもできるので、複雑な波形を作り出すこともできます。

SUPERBOOTH18

またこのNERDSEQはエキスパンダーが非常に充実しています。I/O EXPANDERを使えばMIDIのIN/OUTが拡張され、外部MIDIからのシーケンスレコーディングや、外部機器の演奏が可能になります。

SUPERBOOTH18

さらにゲーム機のコントローラーでTrakerをコントロールしたりもできるとのこと。これは面白いですね。どうしてこの機能をつけたんですか?ときたら「僕がナードだから!」と仰っていました!

SUPERBOOTH18

そしてTriggerとCVを拡張する「More Triggers 16」「More CV 16」が開発中で、これを付ければ非常にハイスペックなゲートシーケンサーとしてシステムの中核を担うようになりそうです。

SUPERBOOTH18

また注目なのが「MATRIX INPUT」です。これはシーケンサーへのデータ入力に用に使うとの事。カーソル操作から離れて直感的に打ち込むことができるようになるみたいです。展示していたのはプロトタイプでまだできませんでした。
本当に作者の情熱が溢れている面白いブランドです!

SUPERBOOTH18

XOR Electronics
https://xor-electronics.com/

Writer:Shibuya

記事内に掲載されている価格は 2018年5月4日 時点での価格となります。

最新記事ピックアップ

NAMM2025 : TOPPING Professional
中国の広州に本社があるオーディオ機器メーカーTOPPING。元々はリスニングオーディオの分野で高い技術力と開発実績を持っており、世界中から高い評価を得ているメーカーです。その約17年に渡る実績を経て、満を持して音楽制作関 [……
NAMM Show 2025 : Report!!!!!!!!
NAMM Show 2025 行ってきます!!! ReporterMorimoto ReporterSato Shota 怒涛の新製品ラッシュで盛り上がりを見せるNAMM Showがついに開催!今年はプロオーディオに精通 [……
NAMM2025 : MUSICUS
ありそうでなかったロフトベッド+防音室の組み合わせを発見! これは韓国発MUSICUSから発売されている、ロフトベッドの柱に沿って壁や天井に吸音材、遮音材を貼り付けるタイプの防音室です。 本製品は居住スペースの限られてる [……
NAMM2025:MNTRA
GPU処理で5次アンビソニックスまで対応のリバーブ!?MNTRAリビングスカイ登場! みなさんはNAMM2023で話題になったGPU Audioをご存知ですか?GPU Audioは、WindowsPCの外付けGPUやAp [……
NAMM2025 : Solid State Logic
SSLから新製品2種登場!さらにHarrisonからチャンネルストリップが登場! Solid State Logicブースには見慣れた製品が多く並ぶ中、新製品の展示もされておりました。 SSL 18は既存のSSL社のオー [……
NAMM2025 : Audiomovers
Audiomoversブースでは、現在開発中の OMNIBUS Windows版 のデモが行われていました。 これまで「Mac専用バーチャルパッチベイ」として、アプリケーション間とハードウェア入出力間でオーディオ信号を自 [……
NAMM2025 : BLACK LION AUDIO
BLACK LION AUDIOのブースでは、希少なハードウェアコンプを再現したLevel-Locや、48ポイントのTRSパッチベイPBR TRS³ LITをはじめとしたパッチベイ群が展示されていました。Level-Lo [……
NAMM2025 Adamson
1983年にカナダで設立されたメーカーAdamsonのブースでは、モニタースピーカーの新製品、MG10を展示! MG10は完全自己駆動の高性能デュアル10インチモニターラウドスピーカーです。 このMシリーズは重量やフット [……
NAMM2025 : AMS Neve
AMS Neve新製品88Cの詳細を特別インタビュー! AMS Neveからフラッグシップコンソールである88RSのチャンネルセクションにしようされているコンプレッサーを抜き取ったアウトボード88Cが登場です。 会場内で [……
NAMM2025 : KARNO
次世代のアナログプロセッサーSepiaを発見! 会場内にてドリンクバーのボタンのような展示を見つけ立ち寄ったところなかなか面白いデバイスを発見しました。 Sepiaはファミコンのカセットのようなものが1Uラックに6個刺さ [……
NAMM2025 : Focal
Focalからラージサイズのスタジオモニターが初登場! Focal Professionalから初のラージスピーカーが登場しました。 その昔KRKなどのラージサイズのユニットを製造するところからスタートしたFocal P [……
NAMM2025 ROLI
ROLIから新製品”Piano”が登場! コロナ前に日本でも販売されていたROLIから革新的な製品が登場です。 Airwaveという2個の赤外線カメラを搭載したハンドトラッキングデバイスと組み合わせることで、鍵盤から手を [……
Copyright © Media Integration, Inc. Rock oN Company