アナログサウンドを追求し続ける孤高のブランドAnalogue Solutionsブースには昨年の発売から大きな話題を呼んでいるフラッグシップ機のFUSEBOX、そして先月発売されたばかりのTREADSTONE、さらに開発中のユニークなシーケンサーや、TREADSTONEのモジュール版が展示されていました!
FUSEBOXの特徴をざっと紹介します。形は同社のTELEMARKに似ていますが、こちらはフレーズを作成してどんどんプログレスさせていくための個性的な機能がたくさん盛り込まれています。3VCOの芳醇すぎるアナログサウンドは動画で確認してもらうとして、面白いのは本体中央下の「INTERVAL GENERATOR」右下の「PATTERNATOR」です。
FUSEBOXには4ステップの超シンプルなステップシーケンサーが付いていてゲート、ピッチ、スキップなどを置いてフレーズを回しながら作っていくのですが、「BEAT」というパラメーターがありこれをツマミで操作するとゲートを置いている位置が複雑に変化していきます。ランダムではないのですが頭で考える感じではなくコロコロ変えて見て良い感じになる場所を探すというイメージです。そして良い感じのシーケンスができたら今度は「INTERVAL GENERATOR」の出番です。これはボタンを押すとその上のツマミのピッチにシーケンスが転調されるというもので、ボタンを色々押してトランスポーズを試しまくれる機能です。ではFUSEBOXのサウンドを動画で確認して見てください!
そしてお次は小さな巨人TREADSTONE。欲しい〜!
1VCOですが1オクターブ下のサブOSCがあり、太さはバッチリ。そしてVCFは24dB/octでジウジウ〜っと鳴るANALOGUE SOLUTINOSのシグネチャーサウンドです。さらにアナログサウンドを美味しくまとめるエコーのインターナルエフェクトが搭載されており、これ一台でかなり凝ったザ・アナログという音作りができます。そしてこの筐体ながら16ノートのMIDIシーケンサー内蔵です。動画では新しいシーケンサーのプロトタイプで鳴らしています。またTREADSTONEはモジュール版も開発中との事でした。
このシーケンサーはまだ開発中との事ですが、メモリーなどの機能は一切なくFUSEBOXについていたシーケンサーのようにつまみを回すとトリガー情報がコロコロと代わり新しいフレーズがどんどん出ていくるという代物です。16STEPのCVトラック3CH分なのでシンセの他にリズム系を鳴らしてもポリリズムが簡単に作れそうで良いですね。さらにCVキーボードもついていてノートトリガーによるトランスポーズも可能。発売が楽しみですね!650ポンドくらいのプライスポイントを狙っているそうです。
価格は下記の通り
FUSEBOXは1140ポンド
Treadstoneは499ポンド
Writer:Shibuya
Analogue Solutions:http://analoguesolutions.com/
記事内に掲載されている価格は 2018年5月6日 時点での価格となります。
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