昨日のKorg littleBits Synth Kitに続いて、あなたにも手軽に作れるシンセサイザーをご紹介。
Patchblocksはツマミ2個、LEDで光るボタン2個、オーディオinとout、USB端子が付いた『モジュール』とPCやMacで動作する『エディットソフトウェア』が一つになった製品です。
カラフルなこのモジュール一つに対してMAXベースのソフトウェアで一つもしくは可能な限りの機能を持たせ、それを繋いでいくことでハードウェアとソフトウェアが一つとなりハイブリッドなモジュラーシンセとして機能します。
「それならばソフトウェアと汎用MIDIコントローラーで十分では?」と思う方もいるかと思いますが、この方式にした理由はプロモーション動画を見れば一目瞭然。モジュールやUSBケーブルを繋いでとって、まるでアナログ機器のような使い心地で次々と組み替えられるスピード感に驚きます。
これなら一旦ハードウェアモジュールのセッティングさえしてしまえばあとは感覚だけで遊べるはず。右脳と左脳を両方使って楽しめるすごいシンセサイザーキットだと思います。
Korg littleBits Synth Kitと比較すると少しハードルは高いと思いますが、MAXソフトウェアに興味があるならこちらの方が深く入り込めるかもしれません。もちろんオーディオI/Oも付いているのでlittleBitsと組み合わせることもできますよ!
このPatchblocksはkickstarterで資金を募集していましたがこの記事を作成現在27日を残して目標の10,000ユーロを遥かに越える17,000ユーロを調達しました。なので公約は守られ130ユーロで4色のモジュールを1パッケージにして販売することになりました。(詳細は公式Webサイトをご覧ください)
昨今気軽に自作できる楽器やエフェクターがマニアの間でブームを呼んでいます。ソフトウェアで誰でも手軽に物作りができるようになったおかげで物を作る楽しさが広まり、その喜びや思いが実態のある「ハードウェア」を作る好奇心につながり初めているのかもしれません。
(もしかして…)DAWベースで音楽を作り始めた人がモデリング楽器に満足できなくなって、ピアノやドラムの演奏やバンドを始めることがブームになる日が来ることもでしょうか。それは話が飛躍し過ぎかもしれませんが、ハードからソフトへの移行がほぼ完了した現代からの次のステップは、ソフトからハードウェアへの流れなのかもしれませんね。
2013年のアナログシンセブーム、MASCHINEやSpark、MPCなどのハイブリッドマシン。いろいろ感慨深いものがありますね。
ソフト+ハードのハイブリッドモジュラーシンセ Patchblocksで次世代の物作りを予感!
[LinkButton shop=’L’ type=’2′]http://www.patchblocks.com
[/LinkButton]記事内に掲載されている価格は 2013年11月7日 時点での価格となります。
最新記事ピックアップ