注目のソフトウェア・デベロッパーtracktion corporationのブースにはAAX、AU、VST、Linux VSTフォーマットで利用可能ソフトウェアシンセ「biotek」の姿が!
プロモーションビデオもとっても気合が入っており、豪快なシンセ音とリッチなサンプルを合わせた、非常にシネマティックなサウンドが得意そうです。
さて、まずGUIで最も目を引くのがこの中央の白い円形のパラメーターです。サバンナの木みたいなイラストや基盤の回路風なイラストが混ざり合っていますが、これはユニークなXYコントローラーになっています。複数のパラメーターをアサインし、さらにサウンドパッチのレイヤーやパッチ同士のモーフィングも複合的に行えるというかなりクリエイティブな代物!オレンジ色のポインターを動かすことでグラフィックが動きサウンドが変化していきます。
さて、オーガニック・シンセサイザーと謳われるbiotek中核となるのは、VAの波形とサンプルプレイバック用の4つのオシレーターと、同じくサンプルを扱える4オペのFMシンセシスです。VAサウンドの要となるフィルターは、2-4PoleのLP/HP/BP/NOTCH、1pole(珍しい!)のLP/HP、そしてCoombとReduxです。さらに独立した波形を割り当て、シンクも可能な8発のLFO、モジュレーション・ルーツが200という変態っぷり。
Biotekの開発の中心人物であるWolfman Frank氏とTaiho Yamada氏はそれぞれジャーマンシンセの雄、waldorfのソフトウェアやACCESS VIRUS TIの開発や、幻のアナログシンセALESIS ANDROMEDAの開発に携わっていた様です。
これはかなり期待できそうです!
しかも価格は150ドル!大ヒットの予感です。
tracktion corporation
https://www.tracktion.com/products/biotek
記事内に掲載されている価格は 2016年10月3日 時点での価格となります。
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