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Altiverb 8の主な特徴
プリセットの試聴がとてもスムースに!
膨大なインパルス・レスポンス(IR/空間の音響特性データ)ライブラリへのアクセスが、プリセット画像のクリックのみで、継ぎ目のないIR読み込みを実現しています。
Dolby Atmos9.1.6ch対応シンセサイザー SOUND PARTICLES / SkyDust 3D を使用してイマーシブ出力の元素材を作りました。水平軸上に配置される9個のスピーカーのうち、センターを除いた8個(Front/LR、WIDE/LR、SIDE/LR、REAR/LR)のスピーカーからそれぞれ音が出るように、SkyDust 3Dを設定して短いワンショット素材を作成。
Altiverb 8 の DRY / WET 設定を少しずつ上げて、最後はリバーブ音だけにしてプリセットを試聴しています。プリセットを変えてもノイズや音切れなく、スムースに切り替わっている様子が分かります。
各スピーカーに対応した出力ミキサーが便利!
Front(フロント)、WIDE(ワイド)、SIDE(サイド)、REAR(リア)、TOP(ハイト)、CENTER(センター)、LFE(サブウーファー)を完全に独立して、SOLO/ソロ、MUTE/ミュート、GAIN/ゲイン、DELAY/ディレイ をコントロールできてしまいます。
素材音はハイトスピーカーとセンタースピーカーから音を出していませんので、次の動画でTOP以降のスピーカーを試聴します。
クラウド・サイズ設定で、他のスピーカーへの「カブリ」を調整可能!
クラウド・サイズ設定が0の状態では、元音源からのダイレクトな出力を反映し、リバーブ成分が入力音声の位置周りに絞られます。
クラウド・サイズ値を上げると周辺のスピーカーからもリバーブ成分が得られます。動画ではこのパラメーターを使用して、元々存在しなかったハイトスピーカーとセンタースピーカー、そしてサブウーファー成分が自動的に生成されている様子がわかります。
音源がパン動作すると、リバーブ成分も追従!
画面右手の SkyDust 3D のパンニングが、そのまま画面左手の Altiverb 8 に反映されリバーブ出力しています。イマーシブ環境の魅力をフルに引き出せる SkyDust 3D については後日、私がレビューをお届けしますのでご期待ください!
ステレオ と バイノーラルを比較!
ハイトスピーカーのリバーブサウンドに注目し、ステレオ環境とバイノーラル環境で比較してみました。先日リリースされたばかりの Pro Tools 2024.3 を使用して、Dolby Atmosレンダラーのモニタリング設定を切り替えています。
Top(ハイト)スピーカーをソロ試聴すると、ステレオでは頭の上の音が無くなって、音が両耳に張り付く音像になりました。バイノーラルにすると頭の上にリバーブサウンドが現れ、頭外定位を実感することができました。
製品ラインナップ
・入出力フォーマット:モノラル、ステレオ
・対応サンプルレート:最大96kHz
・入出力フォーマット:モノラル〜最大9.1.6ch(DAWの仕様に依る)
・対応サンプルレート:最大384kHz
前バージョンからのアップグレード製品
記事内に掲載されている価格は 2024年3月15日 時点での価格となります。
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