前回は編集画面の機能をご紹介しましたので、本日はミキサー画面での機能をご紹介します!
皆さん、久しぶりに開いたセッションデータや、既に録音されたセッションデータをもらった際、「あれ、このバスってどうなってたっけ?」と思った事はありませんか??
仕事柄、私もよくデモセッションを受け取る事が多いのですが、セッションを開くと「ん?このセンドはどこに送られてるの?」と思う事がよくあります。こんな時にとっても便利な機能があるのをご存知でしょうか??
この写真じゃまだまだ少ないですが、トラックが多くなったり、バスのルーティングが複雑な時は大変です。
Bus Interrogation機能。
日本語のマニュアルには「バス確認」と記載されておりますが、ぱっと聞いて何の事かわからないですよね。英語だと、さらに分けがわかりません。ざっと説明すると、特定のセンドについて関連しているトラックを表示する機能です。・・・バス確認で間違ってはいませんけどね。
使用方法は、簡単です。既にアサインされているセンドもしくはINPUT、OUTPUT上で右クリックをしてみてください。すると、サブメニューが現れますので、そこでアサインされているバス二大して、選択や表示などを選べます。
先ほどのセッションの中で、「VeloDel」というバスが含まれているトラックはこの3つだけ。というのが簡単に判明します。このくらいすっきりした表示になると、どのトラックからセンドが送られ、どのトラックでインプットしてインサートが掛けられているかがすぐにわかります。
ぱっとわかり易いのは、一番下の「次へのアサインメントのみ表示」の機能です。これは、選択したバスが、センド・INPUT・OUTPUTのいずれかに含まれているトラックのみを表示させます。
センド・INPUT・OUTPUTのどれかを右クリックすると、先ほどと同様にサブメニューが表示されますので、一番下の「以前に表示されていたトラックを再表示」を選択です。すると表示が元に戻ります。
また、先ほどのバスをフォーカスした表示からさらに「次へのアサインメントのみ表示」を選択すると、表示されたトラックの中からさらに該当するトラックのみを表示させます。トラックを限定したいときに便利ですね。
ここで、気をつけなければならない点がひとつ。2回以上続けてアサインメントのみ表示とした後に、以前に表示されていたトラックを再表示で表示を戻すと、一つ前の表示には戻れますが、さらにその前の表示に戻ろうとすると、「以前に〜」のメニューが消えてしまいます!そんな時は、焦らずにミキサー画面のトラックリストで表示を戻しましょう。サブメニューを使えば一発で元に戻ります。
また、前回ご紹介したメモリーロケーションでトラックの表示/非表示を連動しておけば、一発で表示を切り替え出来ます。
使い始めれば、かなりの頻度で使用することになること間違いないと思いますので、皆さんもぜひ使ってみてください!!
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記事内に掲載されている価格は 2014年3月3日 時点での価格となります。
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