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22
Mar.2019
製品情報

Cutting Edge 2019 : OP-Z

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Teenage Engineeringのマルチメディアシンセサイザー、OP-Zについてご紹介します。OP-Zは1台で様々な機能を持ちます。

大まかに並べるとデジタルシンセ、エフェクター、サンプラー(プレイバック)、シーケンサー(内蔵音源、写真、Unity3Dで作成された3Dアニメーション、そしてDMXライトをコントロール)です。

今回はこの中で特に皆さんにご紹介したいシーケンサー部分を取り上げたいと思います。OP-Z独自のステップコンポーネントなる機能を使って、ポリリズムを作ったりメロディにバリエーションを作る方法を見ていきましょう。

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強力なステップシーケンサーは1から最大144ステップまで使え、16トラックそれぞれ異なるステップ数を設定できます。ここでまず注目したい点が長尺ステップでもステップ毎のページめくりが存在しない事です。言葉で説明するのが難しいのですが、ステップを表示するのは16個のLED付ボタンのみで16個しか表示されません。例えば16ステップのトラックと32ステップのトラックを比べると16個のLEDの点灯スピードが二倍になります。一長一短ありますが、常にページめくりをしないでトラックを打ち込めるのは作業に集中しやすくとても良いと思います。

次にステップに置ける情報を見ていきましょう。ステップ毎にトリガー情報以外にパラメーターロックと今回の紹介の主役であるステップコンポーネントを設定することができます。これらが少ないステップでシーケンスに彩りを与える強力な機能です。パラメーターロックはELEKTRONのユーザーにはお馴染みで、他ではモーションシーケンスなど色々な呼び方がありますが、意味はノート情報以外にフィルターの開閉やサンプルスタート位置など音作りに関わるパラメーターをステップ毎に複数同時に設定できる機能です。例えばハイハットの打ち込みの場合などは音量やディケイを少しずつずらして設定するだけで、簡単にグルーヴ感を演出できます。

余談ですがグルーヴ感といえばOP-Zはステップ毎にマイクロタイミングも設定できます。マイクロタイミングの設定は非常に簡単で、該当のステップを押しながら「+」「-」を押すとステップタイミングが前後に1ティックずつ移動します。オフビートもクオンタイズビートも出来て、さらにマイクロタイミングで細かく設定できるのはトラックメイカーにとっては嬉しいかつ必要不可欠な機能ですね。ちなみにトリガーは赤、ステップコンポーネントは緑で表示されます↓

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話が逸れましたが、パラメーターロックを使って表情のあるシーケンスを作ったとしてそこからさらにバリエーションを作ることが出来ます。それがステップコンポーネントの一つの機能です。例えばフィルター閉じ気味のシンセコードのリフが13ステップ目だけフィルターが開くというようなシーケンスを打ち込むとします。どうやって打ち込むでしょう?まずシンセサイザーのフィルターカットオフを閉じ気味で音作りをしてトリガーを打ち込み、13ステップ目だけパラメーターロックでカットオフを開く設定にしますよね。そしてずっとシーケンスを回しているとだんだん飽きて来ます。そこで使えるのがステップコンポーネントの一つ「Parameter Spark」です。これは設定した回数毎にパラメーターロックを発動させる働きを持ちます。Parameter Sparkで13ステップ目に「4」と入力すると4ループ目毎にフィルターが開くことになります。これを応用すれば幅広いバリエーションを作れそうですね。

さてそんなステップコンポーネントは14種類搭載されています。それぞれのステップコンポーネントは一つのステップ上に複数設定可能で且つ異なるパラメータを設定できます。一つ一つ見ていきましょう!

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ステップコンポーネントは1~0の黒鍵に当たるボタンでパラメーターを一つ打ち込むことができます。例えばリピート機能を持つ「pulse」の場合のパラーメータはリピート回数になり1~9を押すとその回数分のリピートになり、0を押すとランダムという設定になります。

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ステップコンポーネントの種類

  • pulse:ステップを1〜9回、もしくはランダムにリピートします。
  • pulse hold:ステップを1~9ティック、もしくはランダムにホールドします。
  • multiply:掛けるという意味ですが分割すると考えると分かりやすいです。1ステップ内で1~8回に分けて鳴らしたり、コードが入力されている場合には分割したりできます。1~8はELEKTRONでいうところのリトリガーの様なイメージです。
  • velocity:ベロシティを-4~+3、ミュート、ランダムに設定できます。
  • ramp up:オクターヴ内で何回音高をあげる。4Step1Octaveは設定したステップを踏む毎に4回音高が上がる。上がる範囲は1Octave以内という意味です。例えばこれをpulseと併用すると設定されたステップで階段状に音高が上がります。
  • ramp down:ramp downと反対に音高が下がります。
  • random:音高が設定内でランダムに上下します。シンセではノートが上下し、サンプルではキー毎に割り振られたサンプルが変化します。
  • portamento:グライドを1~8段階、なし、またはランダムに設定します。
  • sweep:特定のパラメーターをスウィープさせます。サイン波のLFOによるモジュレーションのイメージです。
  • tonality:OP-Zのシーケンサーには「マスタートラック」というトラックがあり、そこでは調性のコントロールができます。それに対しての振る舞いを設定します。例えばベーストラックのステップでtonalityをignoreにしておいてマスタートラックで調性を変えるとベース以外のシンセやアルペジオのトラックの調が変わります。
  • jump:ステップを設定されている場所にジャンプさせます。例えはjump to startに設定すると毎回スタートに戻ってしまうのでこれではステップ長をその長さにしたのと変わりありません。jumpが発動するタイミングを後述のcomponent sparkで設定することで威力を発揮します。
  • parameter spark:設定したタイミングでパラメーターロックが発動。
  • component spark:設定したタイミングでステップコンポーネントが発動。
  • trigger spark:設定したタイミングでトリガーが有効に。

これら豊富なステップコンポーネントを効果的に使用することで、自分でも予想できなかったメロディやポリリズムが簡単に生まれて来ます。またOP-Zは本体のサウンドをミュートしつつ、MIDIはミュートせずにトラック毎に任意のMIDI chに設定した情報を吐き出し、外部機器をコントロールすることができます。

外部のシンセやサンプラー、またプラグインなどをOP-Zの遊び心に合わせたディープなシーケンサーでトリガーするとさらに世界が広がります。これだけの機能を持ってこのポータブル性。曲作りのスケッチからライブパフォーマンスまで可能性に溢れたマシンです!(oplabのレビューは追って公開予定です!)

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ちなみに個人的にラッパーやトラックメイカーの方にも是非OP-Zをオススメしたいです。OP-Zは本体を縦に傾けるとマイクが作動し、簡単なリバーブやディレイがかけられるようになっています。OP-Zで作ったループをヘッドホンで聴きながら、OP-Zをマイクのように持ってそこにラップをすればバースのアイディアが溢れ出そうな気がします。準備するのはOP-Zとヘッドホンだけ。ぜひお試しください!!

また非常にかわいいケースも魅力です。OP-Zは角が鋭角なのでそのままポケットに入れると結構危険。持ち出しの時はPVC ROLL UP BAGをお使いください。さぁ、OP-Zを持ってお花見セッションにいきましょう!!

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CUTTING EDGE 2019 〜怒涛の最先端プロダクト体験〜

春を告げるサウンド! 2019年最注目の新製品群が3月Rock oNへ集結!
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