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Manley Laboratories の代表EveAnna Manleyが、真空管機材における電源の重要性、そして新しい MANLEY POWERパワーサプライについて語っている動画がフックアップ(Manleyの日本における輸入代理店)のページより公開されました。
約5分の動画の中でManley氏は電源の重要性について丁寧に解説しています。「多くの人が電源部分について考えません。最もセクシーな部分でないからでしょう。しかし真空管機材に関して言えば、電源はサウンドにとって非常に重要な存在です」という言葉で始まり、MANLEY POWERの持つ特性をわかりやすく紹介しています。
MANLEY POWERは、Bruno Putzeys率いる電源技術の世界的なエキスパートチームがManley Laboratories のために手掛けた高電圧チューブ、そしてオーディオ用途に特化した革新的な設計から生まれたパワーサプライで、NU MUやMassive Passive Stereo Tube EQといったManleyの人気製品にも搭載されています。
今回はMANLEY POWERの優れた特性や、搭載している製品をご紹介します。
静粛性に優れ、世界中どこでも動作!
MANLEY POWERパワーサプライは、初めてManley COREで採用され、音響的にも優れていることがすでに実証されています。チューブを駆動させるための300VのDCレール、それらのチューブのヒーターへ電力を供給するための容量十分な6Vライン、そしてファンタム電源やその他のソリッドステート回路のためのいくつかの電圧レールを備えています。
余裕のあるヘッドルームに高電圧は不可欠であり、それは音響性能にも大きく関わります。素晴らしい音響性能は、優れたパワーサプライから得られるのです。高周波ノイズを極めて低くした設計によって、あらゆる電源ラインがしっかりと安定し、低インピーダンスで効率的です。
旧設計のものよりも静粛性に優れているこの新しいパワーサプライによって、高域のスピード感、より明瞭なサウンド、そして静寂の中での「深黒」までを感じられることでしょう。あらゆる電圧や周波数に対応するユニバーサル仕様でもあるため、電圧切り替えスイッチや電源トランスの再配線も必要なく、世界中どこでも動作します。
●MANLEY POWERを採用しているモデル
CORE®
MANLEYによる製品開発の集大成!既存モデルのエッセンスをまとめたチャンネルストリップ
Manley Labs社が誇る人気のアウトボードを最新のテクノロジーで組み合わせ、わかりやすいフロントパネルの配置によって使いやすさも追求したチャンネルストリップです。
この2Uラックサイズのシングルチャンネルチャンネルストリップには、チューブマイクプリアンプ、ELOPコンプレッサー、3バンドEQ、反応の速いFET“ブリックウォール”リミッターが一体化しています。
FORCE®
Manley COREのバキュームチューブマイクプリアンプを4チャンネル搭載
数々の賞を獲得し、高い人気を誇るチャンネルストリップ CORE® の回路テクノロジーを基に開発されたプリアンプを4基備える FORCE は、優美なシャーシに収められ、米カリフォルニアで職人の手作業によって精巧に組み立てられています。また効率的な生産を行うことで、魅力的な価格も実現しています。
ELOP®+
新世代のステレオ・オプティカル・リミッター/コンプレッサー
ELOP®+ は Manley Laboratories のクラシックプロダクトである ELOP をリファレンスとしながら、最高性能のバキュームチューブラインアンプと新バージョンのホワイトフォロワーの出力段で構成される、新世代のステレオ・オプティカル・リミッター/コンプレッサーです。
この LA-2A タイプのユニットは、高域を失うことなく深いリミッティングを可能にします。文字通り可変ボリュームコントロールのように機能します。
NU MU
MANLEY社 の自負する伝統の設計によって誕生した新世代のダイナミクスプロセッサー
Nu Mu(ニューミュー)は、極めてスムースなダイナミクス処理とタイミング特性を備え、現行機種でありながら早くも「レジェンド」と称される同社 Stereo Variable Mu® Limiter Compressor秘伝の”T-Bar mod”タイプのチューブ・フロントエンドと、より速くパンチーなオーディオパスを実現する高電圧ディスクリートのFETソリッドステート増幅回路が融合する新世代のステレオリミッターコンプレッサーです。
これは Variable Mu の「クリーン」バージョンと言えるかもしれません。サウンドに色付けやマスクを施す必要がない現代のデジタル/エレクトロニックミュージックには最適でしょう。
Massive Passive Stereo Tube EQ
真空管使用の至高のマスタリングイコライザー!
Massive Passive Stereo Tube EQ は、サウンド、ルックス、そのすべてが荘厳なイコライザーです。
厳選された金属皮膜抵抗、フィルムコンデンサー、熟練工による手巻きのインダクターといった贅沢な仕様により、精密なサウンド補正から大胆かつ明白な音色の彩りまで実現。Manley Laboratories ならではのチューブステージによって、歯擦音を強調しない音楽的で自然なトレブルブーストと、よどみのない強烈な太さを与えてくれます。
Reference Cardioid
Gold Reference Microphoneと同じ真空管を搭載し、高いコストパフォーマンスを実現した単一指向性モデル!
Reference Cardioidは、その名の通りまさにチューブマイクロフォンの指標です。正しく仕上げられたサウンドを誇るこのマイクは、世界のトッププロデューサーやボイスオーバーアーティストのお気に入りのマイクとして地位を確立しています。
ボーカルの個性を引き立たせ、存在感と豪華さをもたらすこのマイクは、モダンなポップミュージックのプロダクションにおいて存分に威力を発揮してくれます。
Reference Silver
伝説のマイクロフォンからインスピレーションを受けた新しいリファレンス・マイクロフォン
Reference Silverは、伝説のマイクロフォンSONY C-37Aからインスピレーションを受けた Manley Laboratoriesの新しいリファレンス・マイクロフォンです。David Josephsonの手による米国産カプセルとManleyが設計した回路によって構成されるこのマイクの魅力は、何と言ってもその豊かさと暖かさにあります。
Reference Silverは、ヘッドバスケット背面のスイッチを回すことで、カーディオイドから無指向までの指向性調整が行えます。またマイク・グレードの真空管5670 と Manley IRON® トランス、低ノイズのスイッチモード電源といった強力な装備により、様々なアプリケーションにおいて漲る活力を与えます。女性ボーカル、サックス、ドラムのオーバーヘッドからバンジョーに至るまで、Reference Silver がソースの特徴を適切に捉えます。
Reference Gold
スピード、独特の”空気感”、超高域の再現性の実現した、至高のマルチパターンチューブマイクロフォン
Reference Goldはレコーディングを真に忠実に行える、現在手に入る最も素晴らしいマイクロフォンのひとつです。
カプセルは直径1インチのラージダイアフラムを装備し、米国カリフォルニアにて最新のマイクロミリ精度を誇る機械と職人の手によって精密に組み立てられています。カプセルリングとバックプレートは、ソリッドブラスの削り出しを使用。金蒸着された極薄のドイツ製ダイアフラムフィルムは David Josephson氏の技術を用いて適度なテンションが保たれ、安定した性能のカプセル供給を実現します。
記事内に掲載されている価格は 2020年8月18日 時点での価格となります。
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