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Overture
こんにちは。梅田店田村です。今回は、ピアノ音源を徹底比較レビュー!
今回はバチバチにピアノが弾ける岸本さんを力をお借りしまして『ピアノが弾ける』『ピアノが弾けない』の二つの目線からそれぞれおすすめ商品を3つピックアップしました。
Interlude
●ピアニストスタッフイチ推し!ピアノ音源3選!
こんにちは!スタッフのチューナー岸本です!
今年でピアノ歴20年目の私が、数あるピアノ音源の中から3製品ピックアップしました!
一概にピアノ音源といっても、クラシックやポップス、ロックにジャズなど、使用用途は様々で、もちろん音源それぞれに得意なジャンルやシーンがあります。音質のほかにも、シーンに合った選び方や独自の機能に着目しながらご紹介していきます!
・EZ Keys 2〜お手軽に本格サウンドを〜
はじめに紹介するのは、ToontrackのEZ KEYS 2。
音色には、教育現場やコンサート、もちろんレコーディングに至るまで、様々なシーンで用いられているFazioli F212を採用しており、幅広いダイナミックレンジが特徴!そのおかげか、音源自体も幅広いジャンルに用いられるオールマイティな音源となっています。
◎作曲支援ツールとしても大活躍!
ToontrackのEZシリーズは、制作における豊富なサポートツールが特徴ですが、もちろんEZ KEYS 2にも導入されています!軽く触れていきますね。
他にも、プラグイン独自のグリッドエディターや、豊富なMIDIライブラリも搭載!普段の作曲を手助けしてくれるツールとして活用できる優れものです!
もはや「音源」という枠には収まりきらないですね!
◎癖のない素直な音
聴いてみて第一に思ったことは、癖の少ない素直な音!簡単なミックス作業でどんなジャンルにも寄り添ってくれるサウンドでした。なんといっても離鍵の際の音切れ!レスポンスがかなり早いですが自然にまとまっています。リリースカットピアノなどにも違和感なく使用できそうですね〜。
またベロシティに対する印象の変化がかなりはっきりしています。Fazioli F212の特徴である幅広いダイナミックレンジが存分に発揮されており、楽曲の表現力を底上げしてくれますね!ただ、お手軽さを重視してか、音色編集の面に関しては少し物足りなく感じました。Fazioli F212のサウンドがドンピシャ!!という方にはぜひおすすめしたい音源です!
・Piano V3〜物理モデリング音源とは?〜
プラグイン音源には、大きく分けて二種類のモデルがあります!
先ほど紹介したEZ KEYS 2はサンプリング音源であるのに対し、ToontrackのPiano V3は物理モデリング音源になります。サンプリング音源の強みは、実在するピアノの収録でしか得られないリアルさ!ピアノ本来の特徴を十分に活かした音源ですね。
それに対し、物理モデリング音源の強みは、演算によるリアルタイムの音色の変化!音と音とのつながりの表現が自然です!また、サンプルデータが不要でファイルサイズも極小です!これもありがたい要素!
◎多様なサウンドメイク
Piano V3には、12種類のピアノモデルが実装されており、物理モデリングを活かした多様なサウンドメイクが可能になっています!
EQ、コンプ、プリアンプなどのエフェクターに加え、ハンマータイプや弦のストレッチチューニングに至るまで、詳細設定が可能です。細かな設定が多いと取り扱いが難しい…と思っていましたが、ユーザーフレンドリーなインターフェースで設定も簡単でした!
◎滑らかで自然な表現力
芯があり、非常にバランスの良い音です!またモデルごとの個性的な音色も特徴で、表現の幅は他のピアノ音源に比べるとかなり広いです。物理モデリングならではの自然な減衰や共鳴、ノイズなどは非常に魅力的でした!特にベロシティの表現は明確に滑らかさが目立ちます!
リアル感に関してはサンプリング音源に劣る点もありますが、それを補うほどのカスタマイズ性は大きな強みですね。
・Ivory 3 German D〜リアルさの真髄〜
SynthogyのIvory 3 German Dでは、SteinwayD-274を採用しています。世界中で愛されるコンサートグランドピアノの代表ですね〜!繊細な高音域と、パワーのある低音域が織りなす音色はまさに一級品!期待が高まりますね…!
◎物理モデリングとサンプリングの融合
Ivory 3は、先程紹介した物理モデリングとサンプリングの両立を実現したプラグインです!
ピアノの挙動をリアルタイムで演算しつつ、サンプリングによるリアル感の表現もする新エンジン。MIDI2.0にも対応で、極めて繊細な表現が可能になっています!
もちろん物理モデリングを活かした、さまざまなパラメーターによるサウンドメイキングも可能!リアルさの追求に拍車がかかります…!
◎完璧なリアルさ、力強い表現
まさにリアルなピアノサウンドです。物理モデリングやMIDI2.0により、ベロシティのレイヤー感が全くなくなり、弾き心地も最高でしたね!
力強い低音も魅力的ですが、ロングトーンの倍音の響きには驚きです!クラシックやジャズなど、ピアノの自然な響きを重視するジャンルでは大活躍ですね。
一方で、存在感を必要としないシーンやリリースカットピアノには不向きな印象でした。
以上がチューナー岸本イチ推しピアノ音源3選でした!
サンプリング、物理モデリングはピアノ音源に限らない要素なので、今後プラグイン音源を選ぶ際には気にしてみてはいかがでしょうか!
★『ピアノが弾ける 』目線から、おすすめのピアノ音源3選はこちらを参考に!
ピアノが弾けないスタッフイチ推し!ピアノ音源3選!
マキシマイザーが大好きです。タムラです。週末は海苔波形を生産してます。
ピアノは弾けないし知識もない私ですが、当然楽曲制作の上で避けて通れない楽器です。そんな私が辿りついた音源と運用を少し3選として紹介します。
・Ujam / Virtual Pianist VOGUE
販売された時に衝撃を受けましてそれ以降ずっと愛用しております。とにかく簡単なんですよね。例えば3コードの伴奏を作りたい時、MIDIはこんな感じでOKです👇
指定されたコードに則っていい感じにボイシングしてくれていい感じに演奏してくれます。あとは演奏パターンをポチポチ切り替えまして気に入った演奏を探すだけです。
また演奏パターンをMIDIとして吐き出すことも可能です。他の音源に差し替えたりもできます。
またVirtual Pianistは全部で4種類です。VOGUEはオールマイティにに合う印象ですが、SOCOREは壮大なオーケストラ、RELICはシンガーソングライターのような音(?)がします。最後にVIBEはエレピの音源です。
・XLN Audio / Addictive Keys
有名なAddictive Drumsの鍵盤版と思ってもらえると大丈夫です。これはVirtual Pianist VOGUEと違って勝手に演奏をしてくれたりしはしませんが気に入ってるポイントをまとめます。
これ、好きでよくやるんですけど先述したVIBEのMIDIパターンを吐き出してAddictive Keysで鳴らします。その時にリリースを0にしてOTTさすと簡単にパッキパキの今時のリリースカットピアノのフレーズが簡単に生成できます。VIPEがエレピなのでゴーストノートたっぷりでリリースカットした時に映えます。是非お試しあれ。
・Native Instruments / Factry Library Upright Piano
初期装備すぎて紹介するか悩みましたが…ほんとに気に入ってるので紹介します。KONTACTを持っている方であれば基本的に持っているFactry Library に入ってるプリセットです。いい感じにチープなので生音すぎて他のパートにピアノが馴染まない時は大体これ使えばなんとかなる気がします。あと音をペタペタにできるといった視点ではこれほどドライな音源を知りません。騙されたと思って一度使ってみてください。
★『ピアノが弾けない』目線から、おすすめのピアノ音源3選はこちらを参考に!
ピアノ弾けなくても大丈夫
今時の音源と機能を駆使すれば、ピアノの知識がなくても簡単に伴奏はつける事ができます。難しいところは後回し!とにかく音楽を楽しみましょう👍
Gear Lineup!!
Sparkle more!!
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Learm more!!
★TOONTRACK EZ KEYS 2 動画レビュー!知らないと損するレベルのピアノ音源&作曲ツール
★音いじ Vol.215 Virtual pianistいじっちゃいました編
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記事内に掲載されている価格は 2025年5月28日 時点での価格となります。
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