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好評開催中の半期大決算SALEの中から、今回は10万以下の価格帯でハイエンドに劣らないダイナミックレンジを誇るAntelope AudioのZEN GO Synergy Core / Zen Q Synergy Coreをご紹介します。
Antelope Audioの製品というとハイエンドユーザーを対象とした製品が主力である印象ですが、その技術をポータブルへと落とし込んだコンパクトなオーディオインターフェイスがZEN GO Synergy CoreやZen Q Synergy Coreといった製品です。
コンパクトながらハイエンド製品から受け継いだ技術がふんだんに盛り込まれており、コストパフォーマンスの高いので、今回はその魅力をご紹介します。
Synergy Coreとは?
FPGA とDSPを両方搭載したAntelope独自のSynergy Coreプラットフォーム
DAWで音楽制作をしていて、こんな事を思った経験はありませんか?
例えば
1:パソコンのCPU負荷が限界で音が途切れたりするので、CPU負荷を下げたい
2:録音時のレイテンシーを少なくしたい
3:人気のプラグインを使いたい
4:録音、再生クオリティをアップグレードしたい
5:マイクプリをアップグレードしたい
これらが一気に解決できる機材が・・・
Antelope AudioのSynergy Coreシリーズです。
Antelope独自のSynergy Coreプラットフォームは、FPGAとDSPを1つに統合したもので、FPGAとDSPのシナジー効果(相乗効果)をもたらすことから、モデル名の「Synergy Core(シナジー・コア)」に表されています。
この技術はクラウドコンピューティングとモバイルテクノロジ向けに開発された最新世代のARM DSPチップと並行してFPGAの並列処理能力を利用することで、ホストCPUを占有することなくエフェクト処理を専用チップにオフロードすることができます。
これによってDAWを安定させ、バッファサイズの縮小、レイテンシー短縮、エフェクト処理をホストMacまたはPCから解放し、CPUを占有するVSTシンセやネイティブベースのエフェクトにパワーを集中させる事が可能になります。
ZEN GO Synergy Core
ZEN GO Synergy Coreは、Antelope初のUSBバスパワーに対応した4イン8アウトのUSBオーディオインターフェイスです。この価格帯でディスクリート・ウルトラリニア・プリアンプ、64-bit AFCクロック、最大127dBのヘッドルームを提供するAD/DAコンバーターが手に入るということで、その発売は驚きを持って迎えられました。
さらに最初から上位モデルDiscrete 4と同等のアナログモデリングのエフェクトFPGAが37個付属し、4chにインサートが可能です。アナログモデルのコンプレッサー、EQ、マイク・プリアンプ、ギターアンプ、キャビネットの無料ライブラリなどが、追加費用なしで付属する点でもバリューの高い製品です。
Rock oNスタッフも実際にその性能をレビューしていますので、ぜひご覧ください。
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歌とアコギでマイクプリのサウンドをお届け。
Zen Q Synergy Core
Zen Q Synergy Coreになると14 in/10 Outとなり、さらに充実したコネクティビティを実現します。モデルもUSB接続モデルとThunderBolt 3接続モデルの2種類があり、お使いのPCに合わせて選ぶことが可能です。
さらに入力が必要な場合は、最大8チャンネルまで追加できるADAT対応プリアンプを接続すれば、フルバンドのライブ録音も可能です。S/PDIF経由のステレオ入出力は、アウトボードエフェクトの追加、デジタルハードウェアシンセの録音、スタジオへの高品質なクロック信号の送信に使用できます。
Zen Go Synergy Coreと外観は似ていますが、Zen Q Synergy Coreは6chのインサートが可能(Zen Go Synergy Coreは4ch入力)、さらにZen Q Synergy Coreは、Monitor Out、Line Outの2系統の出力、前にはヘッドフォン2系統に加えて、ギター入力が2系統あるのがポイントです。
OutPutもMONITOR OUTとLINE OUTそれぞれレベル調整できようになっております。本体でMONITOR OUT以外の出力が変えることができるのも珍しいのではないでしょうか。
コンパクトだけれどもサウンド面、機能面においてより充実した音楽制作を行いたい方には、Zen Q Synergy Coreをオススメしたいです。
Rock oNスタッフによるさらに詳細な製品レビューがあるので、ぜひこちらもご参考に!
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記事内に掲載されている価格は 2022年8月30日 時点での価格となります。
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