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09
Aug.2019
HOW TO

魅力爆発の LINE6 Helix/HXシリーズver2.80 Updateの全容に迫る!by Amano

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魅力爆発の LINE6 Helix/HXシリーズver2.80 Updateの全容に迫る!by Amano

こんにちは!
Rock oN Company天野です。
先日より、LINE6のHelix/HXシリーズのver2.80のアップデートが開始となりました。今回はその内容をご紹介します!

Ampegを含む多数のハイクオリティなアンプ、エフェクトモデルの追加!

Ampeg SVT-4Proを含む8種類のアンプモデルの追加や、この後ご紹介するHotKey機能、ベーシストには待望のTech21 SansAmp Bass Driverのモデリングの追加等、魅力 目白押しのUpdateとなっています。

増えたギターアンプモデルを3つ程ざっくり弾いてみたので、レビューします。 ギターはLine6 JTV-89 、アンプそれぞれデフォルトの設定でPro Tools に流し込みま した。後処理は一切していません。
なお、今回のアップデートより、Helix Floor,LTやRackなどのHelixシリーズと、HX EffectsやHX StonmpのHXシリーズは同一のコアシステム内に統一する為の新しいHelix コア・システムを採用されているとの事ですので、2.8以降で作成されたプリ セットは2.7までのFWでは読み込めなくなるとの事です。ご注意ください。

Fullerton Jump, 1958 Fender® 5C3 Tweed Deluxe ジャンパー接続がベース

こちらはヴィンテージのFender Tweed Deluxeがベースのようです。 偶然にも似た年代の似た機種を一時期使っていた事がありますが、音の張りなどは当然として、低音の鐘の割れたような風合い、スピーカーの歪み感、それをピッキングで掬い上げながら弾くような感覚がしっかり再現されていて、非常に驚きました。このクオリティは旧世代までのシミュレーターには無かったものだと思います !

Grammatico Nrm, 2016 Grammatico® LaGrange ノーマル・チャンネルがベース

こちらのアンプは初めて名前を聞きました。調べてみるとTweedのシンプルなコンボアンプで、見た目だけみるとこちらもFenderに源流がありそうです。
YouTubeで試奏動画をさらってみると何故かテレキャスターに帽子(?)というブルースマン達の演奏動画が多くヒットしました。音も成る程ロイ・ブキャナンを彷彿とさせるような。。音の芯は透明感たっぷりにギターの個性を色濃く置きながら、その周りが真空管の飽和感で豊かに歪んでいる、、、まさにヴィンテージかつ、ブルースの神々に弾かれているようなアンプの音がします。
実機が欲しくなってしまいました。このモデリングも、その特徴は掴んでいるようで、ピッキングの強弱に非常に敏感に反応しています。ルームリバーブ等を上手く使えばかなり説得力のあるサウンドになりそうです。
今回使用したギターは完全にメタル向きなギターなのですが、 もっと音に速さと個性のあるシングルコイル、、、まさにテレキャスターで弾いてみたいですね。素晴らしいです。

Revv Gen Red, Revv® Generator 120 のゲイン2チャンネルがベース

今回新しく追加されたアンプモデリングでは唯一のメタル系アンプです。 日本では流通は少ないようで、実機はついぞお目にかかったことはありませんが、 アンプの他、エフェクター等もリリースしているカナダのブランドで、基本的にはハイゲインなアンプを多く製造しています。
弾いてみて思ったのは良いとこどり、な感触でしょうか。個人的に、ハイゲインアンプを選択する1番の判断基準は歪みの粒の粗さにあると思います。粒が細かく滑らかなのか、粗くギザギザした歪みなのか、、粗い物ならBogner、滑らかなものならENGLやBlackstarなど、ハイゲインアンプの1番個性が出る部分だと思っています。 このRevはそこがとても良い塩梅にまとまっており、例えるなら、Mesa Boogieの高域に低音はMershallの緩さがありつつ、ローエンドはスッキリ締まっていて、Diezell 的な音の速さも感じる、、、そんなアンプに感じました。
非常に乱暴に纏めると、「もしFriedmanの元ネタがMesa Boogieだったら」な感じでしょうか?上手く表現できた自信はありませんが。ただこれは弾いてみた時の印象で、実際の録音を聴くともっと全体的にスッキリした音に感じますね。オケの中で収まりは非常に良さそうで、ダブル以上に重ねた時も煩く飽和する感じは出にくそうです。リフを弾いていてとても楽しいアンプです。こちらも機会があれば実機をひいてみたいですね。
他にもベース向けにAmpegやSansampなども追加収録されています。

足元で手軽にDAWをコントロールできるHotKey機能

機能的な拡張でもかなり有力な機能が追加されました。

中でもご紹介したいのはHotKeyという機能で、ライブで同期出しを任されているギタリスト、ベーシストや、Pro Toolsの録音操作を足元で操作したいプレイヤー等に 打ってつけの機能です。
中身としてはQWERTYキー情報を、USBで接続されたMacやPCに送信する機能です。 例えば、Helixの任意のフットスイッチに、お好きなDAWのショートカットコマンド (Pro Toolsであればスペースやテンキーの3番など!)を登録する事で、足元からDAW を操作する事が出来る、画期的な機能です。
DAWの操作という意味ではこれまでもMMCなどを使用して同じような事は出来ましたが、今回はQWERTYキー。手軽さと対応するアプリケーションの多さは飛躍的に向上しますね。 あくまでキーボードを打つのと同じなので、iTunesやSpotifyなども操作できてしまいます。

注意点としてはキーボードコマンドなので、操作対象のアプリケーションが同じく キーボードコントロール出来る状態になっている必要がある、、という部分でしょ うか。(ProToolsを再生しようとスペースキーを押したらFinderでプレビューを開いていた、、、なんていう経験は皆さんお持ちかと思います。)

Helixにはオーディオインターフェース機能もありパラレルルーティングも可能なの で、オケ出し用に使っても良いかもしれませんね。(クリックはどこから出すの?という声が聞こえてきそうですが、、、真剣に検討するならミキサーは必須になります。)

サウンドも操作性も素晴らしいHelix Floorはまさにライブに使っていただきたい機材です。
渋谷店頭にてさらに詳しい解説も可能です!ご購入検討の方は是非RockoN渋谷店 Amanoまで!


記事内に掲載されている価格は 2019年8月9日 時点での価格となります。

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