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ビギナーからプロまで全ての音楽制作者が満足する製品群をリリースし続けているスウェーデン発 TOONTRACK社から、EZシリーズ最新作 EZ BASS が発売されました!
TOONTRACK製品主なラインナップ
これらの音源には全て豊富な拡張ライブラリがリリースされていて、時代や流行を取り入れたサウンドが手軽に追加可能なのもアレンジャーやプロデューサーに大人気の秘密です。
そして今回発売された 最強ベース音源 EZ BASS !!!
EZ DRUMMER 2 や EZ KEYS のような手軽さで、演奏、音作り、作曲の全てが簡単に行えてしまう待望のベース音源 EZ BASS。
ベース音源をご紹介する度に言っていますが、、ベースは楽曲の肝心カナメ!!!和音を構成する根本となるのがベース。ギターリストがCメジャーを弾いてもベーシストがAを弾けばコードはAマイナーセブンになり、ギターリストがAマイナーを弾いてもベーシストがFを弾けばコードはFメジャーセブン。ベースはとても重要なパートなので、プロデューサーにはベーシストが多かったり、音楽理論に詳しい方はベースが大好きだったりします。
ベースパートはドラムと楽曲のボトムを構成したり、ドラム無しでもベースだけでリズムを表現可能、さらにはコード進行を決定する大変重要なパートです。それだけに、とてもアレンジ力が求められるパートであり作り手のセンスが光るパートで、作曲やアレンジ初心者にとっては簡単なようで難しく、プロにとっても手強い楽器なのです。
そんな重要パートであるベースを自由自在に操れてしまう EZ BASS。
いったいどんな凄い機能があるのかご紹介します!
2種類の丁寧にサンプリングされた5弦ベースを収録
「Modern」「Vintage」の2種類のベースを収録。ネックとブリッジのボリューム調節、イコライザー、コンプ、オーバードライブ、サブベースなどで音作りをしてユーザープリセットを保存可能です。
THE MODERN BASS
音色プリセットは指弾き14種類、ピック弾き12種類
世界中の多くのトッププレイヤーが支持するアメリカのハイエンドブランド、Alembicベース
THE VINTAGE BASS
音色プリセットは指弾き9種類、ピック弾き9種類
1960年代からあらゆるジャンルで使用されてきたクラシックなフェンダー・ジャズベース
同じ音を弾き続けた時のリアルさ
EZ BASSの音を聞いてすぐに気付くのが、同音連打した時のリアルさです。ベースの弦を同じ音程で弾き続けた時のウネリ感まで出せたのは EZ BASS が初めてなのではないでしょうか。実際のベース弦は8ビートなどで同音連打をすると独特のウネリが発生して、いつまでも聞き続けられるような心地良さが生まれます。驚いた事にEZ BASSではその独特のウネリが感じられるのです。デモ演奏動画を作成しましたので、49秒あたりの音をお聞き下さい。(下の動画を再生すると49秒付近から再生されます)
実践動画1:同音連打
ベースパターンの巨大な引き出し「Grooves」
Grooves タブでは、幅広いスタイルに対応するベースパターンが豊富に用意されており、そこから好きなパターンを選ぶだけで、曲のコード進行に合わせて見事に演奏を追従してくれます。これはつまり、プロのベーシストにコード譜を渡して、あとはいい感じにお願いします!的な世界なのです。この Grooves にはメーカーが用意したプリセットだけでなく自分で作った演奏パターンも登録できるので、ベースパターンの引き出しをどんどん増やして行く事ができます。
欲しいパターンを見つける Tap2Find
引き出しに物が増えると大変なのが「欲しいパターンを探す」という作業。そこは上手く解決されていて、ジャンルやライブラリ毎のフィルターや、SUPERIOR DRUMMER 3に搭載された便利なパターン検索機能「Tap2Find」が EZ BASSにも搭載されています。マウスをクリックして譜割りで検索したり、キーボードを演奏してメロディで検索するといった事で、理想的なパターンにたどり着く事ができるのです。
これまでEZシリーズはアレンジの幅を広げる演奏スタイルが豊富な事と、拡張MIDIパックが非常に多くリリースされているので、このEZ BASSにもどんどん拡張フレーズが登場してくる事に期待大です。
オーディオからMIDIへの変換(AUDIO TRACKER)
SUPERIOR DRUMMER 3 の技術を基にしたオーディオ to MIDI変換機能も搭載。単音弾きのギターやベース、ドラムやパーカッションの演奏を EZ BASS にインポートして、オーディオデータからMIDIデータに変換する事ができます。また、DAW からEZ BASS に音を送る「AUDIO SENDER プラグイン」を使用すれば、DAW上で再生したオーディオやソフトシンセの音などを EZ BASS に送り、MIDIデータに変換する事も可能です。
オーディオを MIDI に変換した際に同時生成される、FやGといったルートの情報も重要です。コード進行を変えずにベースパターンだけを変更したくなった時、ルート情報が入っていればパターンを変更しても演奏がルートに追従してくれるのです。変換生成された MIDI と ルート情報はGROOVESに登録可能です。
オーディオ波形をMIDIに変換する前の下準備
実践動画を作成するにあたり、2mixからマルチトラックへの分離を可能とした音声分離ソフトウェア AUDIOSOURCERE社 / DEMIX PRO を使用しました。サンプルパック「ELECTRIC BASS 3」のデモ演奏2mixからベースとドラムを抽出して、その波形を EZ BASS にインポートしてMIDIに変換しています。
実践動画2:ベースのオーディオ波形をMIDIに変換
実践動画3:ドラムのオーディオ波形をMIDIに変換
MIDI データからベースパターンを生成する Generate accompanying bass MIDI機能
ドラムやキーボードの MIDI ファイルを EZ BASS にドラッグ&ドロップするだけで、MIDIデータにマッチしたベースパターンが自動生成されるという機能。これはベースパターンを作成する概念を学ぶのにも適した素晴らしい機能です。素早く簡単に演奏フレーズやそのバリエーションなどのアイディアを得るために最適です。
MIDIデータライブラリを大量に持つ、EZシリーズの音源
実践動画を作成するにあたり、ベースパターンを作成する元となるMIDIデータは、EZシリーズの仲間である EZ DRUMMER 2 と EZ KEYS から使用しました。音源同士でドラッグ&ドロップが行えるので、EZシリーズで制作が完結してしまう使い勝手の良さです。今後は EZ KEYS で作曲をして EZ DRUMMER 2 でリズムパターンを選び、EZ BASSにベースパターンを考えてもらうというのが王道になる事でしょう。
実践動画4:ドラムMIDIデータからベースを作成
実践動画5:ピアノMIDIデータからベースを作成
クリエイターによる、クリエイターのための製品
音楽制作に必要なツールを提供するというTOONTRACK社のコンセプトは EZ シリーズ全製品において一貫しています。EZ シリーズの中心にあるのは創造性であり、EZ BASS もそれに変わりはありません。EZ BASS はこれからの音楽制作、特に商業音楽シーンにおいて強力なツールになる事でしょう。今回は特色ある凄い機能にフォーカスしてご紹介しましたが、次回は応用編としてEZシリーズを活用した楽曲制作の例をたくさんご紹介したいと思います!
予定納期:即納、メールにてシリアル納品
記事内に掲載されている価格は 2020年6月12日 時点での価格となります。
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