最大8個のプラグインを組み合わせた、オリジナルのチャンネルストリップを作成可能なプラグイン WAVES StudioRack。
つい先日公開された最新バージョン14ではなんと、サードパーティ製VST3プラグインをマウント可能になりました!
マルチバンドスプリットして周波数帯ごとにプラグインをインサートしたり、モノ・ステレオ・M/Sでパラレル・プロセッシングしたり、さらに、1つのノブで複数のパラメーターをコントロール可能なマクロなど、これらの機能がWAVESプラグイン以外のサードパーティ製VST3プラグインでも使えるようになり、音作りの利便性が飛躍的に向上しています。
『田辺恵二の音楽をいっぱいいじっちゃうぞVIDEOS Vol.116』 にて、作編曲家の田辺恵二さんに StudioRackバージョン11の機能や使い方を解説して頂いています。StudioRackを知らなかった方はぜひご覧ください。
今回の最新バージョン14ではさらに、WAVES以外のサードパーティ製VST3プラグインをマウント可能になったのが最大のトピックです!(サードパーティ製プラグインはSoundGridサーバー処理には対応していません。)
Protoolsユーザーに朗報!!
StudioRackを使用することで、AAXに対応していなかったVST3プラグインを使えるようになりました。これまでのWrapperプラグインに変わる便利ツールが、無料で手に入ってしまうのです。
Apple Logic Proで使用する際のポイント
Apple Logic Proで StudioRack を初めて使用する際には、VST3プラグインを手動でスキャンする必要があります。
新たなコラボレーションツールの定番に
StudioRackのバージョンアップで、各社のVST3プラグインを一つのプラグインチェーンにまとめることが可能になり、それをさまざまなDAWで共通して開けるフォーマットが完成しました。StudioRackはプラグインをマウントするハブとして、クリエイターのコラボレーションやサウンドエンジニアとのプラグインデータ共有で活躍する事になりそうです。例えば作曲家がCubaseを使っていて、プラグインをStudioRack内で組み上げれば、ミキシングエンジニアがProtoolsでStudioRackを起動して、作曲家と全く同じプラグイン設定を再現できてしまうのです(両者が同じプラグインをインストールしている必要があります)。作曲家がミキシングエンジニアに送るのは波形データとStudioRackのユーザープリセットデータだけで、DAWとプラグインフォーマットの垣根を超えた共同作業が実現します。
サウンドスペシャリストのレビューやRock oNスタッフによるレビュー記事をご紹介!あなたのお悩みをWAVESが解決します!
記事内に掲載されている価格は 2022年9月9日 時点での価格となります。
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