2015年3月13日から3月14日までフランスのサンテティエンヌ市で開催されているデザインの博覧会『第9回サンテティエンヌ国際デザインビエンナーレ2015』。
ここで『ヤマハ株式会社』と『ヤマハ発動機株式会社』が共同出展として、実験的なプロダクトデザイン発表し注目を集めています。(この展示はは3月22日まで)
『形、機能、美が生活様式や価値感をどのように変えていくのか?(筆者要約)」というこの博覧会で展示されている『project AH A MAY(プロジェクト・アーメイ)』は、主に楽器を開発する 『ヤマハ株式会社』とバイクや自転車、モーターボートなどを開発する『ヤマハ発動機株式会社』のデザイナーを交換して作られたワンオフの作品です。
この実験的ニュースは2月にYAMAHAから公式アナウンスされていましたが、いよいよ『第9回サンテティエンヌ国際デザインビエンナーレ2015』が開催されたということで、この度ニュースに取り上げてみました。
FUJIN(ふうじん)
コンセプト
マリンバを二人で演奏しエナジーを増幅させる。モーターサイクルの二人乗りさながらの奏法は、お互いのスイングやギャップが生む偶発性を活かしたスリリングな演奏を楽しめます。
Designer : Design Center, Yamaha Motor Co., Ltd.
RAIJIN(らいじん)
コンセプト
既存のメソッドを超え⼈間の表現欲を満たす理想的な構造を探求。ドラム楽器の中で暴れまわるように演奏できる球体は、演奏者を中⼼に噴出するエナジー、増幅する⾳世界を視覚化します。
Designer : Design Center, Yamaha Motor Co., Ltd.
√(ルート)
コンセプト
ライダーの⽬前から計器類を排除したことで、視線の先が⾵景と⼀体となります。またシートからタンク上まで流れるようなフォルムは⾺をモチーフとし、⼈と⾃然と乗り物の⼀体感を⽬指しました。
Designer: Kazuki Kashiwase (Design Laboratory, Yamaha Corporation)
0±0(ゼロプラスマイナスゼロ)
コンセプト
充電スタンドに設置し、自らペダルを漕いで充電する、充電した電気を家族とシェアする、電池を持ち出し電気で働く楽器や機器を楽しむ。そうした電気とポジティブに向き合うライフスタイルをアシストします。
Designer: Jose Gonzalez (Design Laboratory, Yamaha Corporation)
『project AH A MAY』プロジェクトの作品は非常にクオリティの高いアート性で私たちを楽しませてくれますが、それ以上に参加したデザイナー達も非常に楽しみ刺激を受けたのではないでしょうか。楽器、モーターサイクル、それぞれの分野で今回の経験が活かされて美しい機能的な製品が生まれることを期待しています。
YAMAHA『project AH A MAY』プロジェクト
[LinkButton shop=” type=’2′]http://www.yamaha.co.jp/design/ahamay/[/LinkButton]記事内に掲載されている価格は 2015年3月16日 時点での価格となります。
最新記事ピックアップ