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「前編 理想のニアフィールドの見つけ方はこれだ!」でモニタースピーカー選びの奥深さを知ったIH富田。後編となる今回は、実際に試聴する際に大事にするポイントです。では続きを始めましょう。
【第20話】稀代の天才か、はたまたマッドサイエンティストか。bleep labsから産み出されたノイズモンスターたち!
さて、いよいよマニアックな機材シリーズも深淵の方までやって来ましたw。
本日はBleeplabsというブランドの、Dr.ブリープが夜な夜な産み出すキミョウキテレツなノイズ機材をご紹介させて頂きます。
前回でも予告させて頂いた様に、基盤むき出し系でお送りいたしますね。
このbleep labsの顔はシンガマグープという光センサーも付いたロボット型のシンセなのですが、
今回、その王道では無く、あまり国内でも取り上げられることのないディープな機材を取り上げさせていただきますよ!
一見すると、どれも「本当に楽器なのだろうか、、、」と思わず考えてしまう様なルックスの物ばかりだと思いますw。
この手の機材はあまりスポットが当たる事が少ないので、是非怖いものみたさ半分でも構いませんのでご覧になってみてくださいw。
まずは、1番小型の可愛いpiko paso。
2つの発振器とそれぞれの光センサー、トリガーボタンを備えていまして、サウンドはあのatari punk consoleが元になっております。
音を聞いて見ましょう!
ノイズをトリガー出来るというのはリズムなどを作る時に便利なので、このpiko pasoは小さいながらも使い勝手抜群ですね。
ノイズ初心者でもオススメです。お値段もお手頃です。
さて、続いては、the nebulophone v2です。
金属の板をワニ口のクリップで挟んでトリガーさせます。
アルペジエイター、LFO、波形を選べるウェーブセレクトが付いています。
普通に演奏も出来ますし、なんと、オリジナルメロディーを打ち込むことも出来ます!
音を聞いて見ましょう。
色々遊べそうですね!
音楽的に使えるように補足です!
ノートのリリースの調整と、キーとスケールの設定方法です。
シーケンスも組む事が出来ますので、オリジナルのアルペジエーターを作る事が可能です。
さらに、HYPER NOISE 30XXモードと言うのがありまして、これがまた強烈にカッコいいノイズを奏でることができます。
切り替え方法は、右のシフトボタンを押しながらクリップでチップを触ります。
動画で切り替え方法と音を紹介させていただきますね!
メロディーもノイズもいけるnebulophone v2。
コチラも初めてのノイズシンセとしてオススメですよ!
いよいよマニアックなモノの登場です!
このルックスからまさか楽器だとは思えませんよねw。
その名もbit blob2です!
上に飛び出ている金属同士をワニクリップで繋いであげると様々なノイズを、
色とりどりの光と共に奏でてくれます。
パルス幅を可変させる事で、可愛いピコピコ音から危険なノイズまで出せます。
聞いて見ましょう!
とても可愛らしいですね。
ちなみに、付属のスピーカーをOFFにして、光だけを楽しむモードにも出来ます。
さあ、ノイズのマッドサイエンティスト、Dr.ブリープが作り出した数々のノイズフリークス、、いや、ノイズジーニアス達。
いかがでしたでしょうか。
実は、まだノイズシンセを作り出しているメーカーさんは世界にはありまして、
皆、それぞれカラーを持っています。
ノイズにそんな物があるんですか?と思われるかもしれませんが、
「あるんですw!」
次回は中々国内でも取り上げられる事が少ない、bleep labsの唯一のビデオシンセ、HSS3iと、
それ以外の基盤むき出し系のノイズシンセをご紹介致します。
ま、、まだあるのか、、世の中は広いですなぁ、、と遠い目になりそうですが、
今月の最終週では、それらとシーケンスなどを使って、いかにして楽曲に取り込んで行くかをいよいよ紹介致しますので、
今しばらくのお付き合いをお願いします!!
今回も最後まで読んでくださってありがとうございます!
ではまた次回、お会いしましょう!
Tommy Tommy プロフィール
作曲家/ミュージシャン/ナレーター
神奈川県出身
2001年デビュー、メインヴォーカルとベースを担当。バンド解散後、作曲家として活動。CM、WEBコンテンツへ数多く楽曲を提供している。Max/MSPを用いて楽曲制作も行う。
主に、可愛らしくキャッチーなのに、どこか変わった音楽を得意としている。2011年TIAA Google Inovative広告部門にて楽曲参加作品「MeetClock」 入賞。